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奇妙なり【三柱鳥居】秦氏と太秦「蚕ノ社」古墳の謎を歩く@京都2022

こんばんわー

今回は木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)】を歩いた記録です。

別名蚕ノ社」(かいこのやしろ)とも呼ばれています。

そうです、ここは「日本のハリウッド」とも呼ばれる太秦。映画村や広隆寺がある界隈ですね。

a-jyanaika.hatenablog.com

この界隈はご周知、古代秦氏の一大拠点だった場所です。

 

 

 

太秦」とは「秦」の太い、つまり秦氏のリーダー首長の事を表しているそうで地名にもそれが見て取れます。

そもそも嵐山自体が、秦氏の古代遺跡だということでびっくりしたのですが・・!6世紀中ごろにはなんと19万人もの秦氏がいたそうで、その技術と財力で平安京の工事を請け負ったとも言われています。

蚕ノ社広隆寺を結ぶ中間には「大酒神社」があり、ここは「秦の始皇帝」が祀られているそうです。

秦氏は麹を醸造させてお酒を造る技術も伝えており、「松尾大社」にも祀られています。その「酒」なのでしょうか。

そこから更に南西方向にある「蛇塚古墳」。

ここは秦氏の首長を弔った墓だと考えられているそうで・・・残念ながら今回そこまで歩かなかったのですが行けばよかった・・!

Webで見るにここ、石舞台古墳とそっくりじゃありませんか・・・!?

こんな住宅密集地にこのような遺跡がごろんと存在していることが驚きですが・・ちょっと待って下さい・・・この遺跡・・

グーグルマップで俯瞰して見るに・・・これ・・前方後円墳じゃないですか・・・(゜゜)

んんん~・・・・ヤバいですねえ~・・・!

ヤバい匂いがプンプン匂ってきましたよ・・(・・;)!

俄然、興味が沸いてきます・・!!

早速、「木嶋坐天照御魂神社」を訪れてみましょう。

この時はまだ蝉が鳴く、残暑厳しい時期でした。

鳥居をくぐり参道を進んでゆくと、本殿が見えてきました

拝殿もこじんまりとしている中にも、何とも言えぬ雰囲気が醸し出されています・・・

本殿に着きました。

合掌ー。

本殿の「のれん」(と呼んでよいのでしょうか^^;?)に描かれているのは蚕の成虫??鳥のような絵も見られますね・・・。

ちなみに蚕の成虫って、あれ、なんだか人間ぽいというか・・ちょっと宇宙人ぽくないですか^^;?ウルトラマンの怪獣に出てきそうな・・ちょっと昆虫離れしているように思えるのは私だけでしょうか・・・。

そして真ん中に描かれているのは「双葉葵」??

「双葉葵紋」と言ったら「下鴨神社」ですよね・・!?

ん・・!

グーグルマップ上に「元糺の森」という表記があります・・!!

糺の森」(ただすのもり)と言ったら下鴨神社境内一体の森のことですよね・・・?

その「元」(もと)?とは一体、何を意味するのでしょう・・(゜゜)!!

もしやここから・・・

移した・・!?

私と入れ違いに一人女性の方が参拝されて帰って行きましたが・・その他には誰ひとりおらず・・ヤバい雰囲気に拍車が掛かるような気分になりました・・・。

その、「元糺の森」とマークされている所にあったのが、こちらです・・・!!

世にも奇妙な「三柱鳥居」・・・!!

なんじゃこりゃあ・・・!な鳥居です・・!

こんなの見たこと無い・・!

調べると全国にいくつかあるらしいですが、三柱鳥居は数件しかなく非常に珍しいもののようです・・。

かつてはここから、こんこんと水が湧き、この場所を祀った磐座がこの社の起源だとされているそうです。

生活・農業に欠かせない命の水。神が宿る神聖な場所ですね。

それにしても奇妙な鳥居です・・・。

その方向からでも神聖なる場所を拝めるように、ということですが・・

鳥居の角が指す方向は、「松尾大社」「稲荷山(伏見稲荷大社)」「双ヶ丘」を指しているという説があるそうなんです・・。(諸説あり)

伏見稲荷大社はご周知、「千本鳥居」で有名にて訪れた方も多いのではないでしょうか。

伏見稲荷大社のHPを見ますと、その起源には秦氏と深い関わりがある旨記されており、社記には「三柱の神を伊奈利山の三ヶ峰に祀ったのにはじまり、その年は五穀が大いにみのり、蚕織なって天下の百姓は豊かな福を得た」とあるそうです。

そして松尾山の「松尾大社」も秦氏が総氏神として篤く信仰していた社です。

松尾大社には秦氏が信仰した「神像」(重文)が保管されており、これは作者も不明な平安時代初期の日本にある最古の神像だそうです・・!これも一度見学してみたいものです。

また「松尾造り」と呼ばれる美しく反った特徴的な社の屋根は、他には厳島神社と宗像神社にしか無いそうで・・そんな事を聞くとまた・・そちらとの繋がりは・・?と興味が溢れていってしまいます・・・^^;

あ、ちなみに松尾大社も双葉葵が紋のようで、それを考えると蚕の社の紋は自然に繋がりが感じられるというものです・・。

さて、「三柱鳥居」が指すもうひと方向、北側には何があるのか・・?というと

「双ヶ丘(ならびがおか)」があります・・・。

平地にポツンとここだけ山が出てるのはとても不思議な気がするのですが・・この山、横から見るとラクダのこぶような山がつたつ連なっているような山なんだそうです・・。

なんか・・不自然ですよね・・・。

あ、山じゃなくて「丘」ですね・・!

こちらもグーグルマップで俯瞰して見てみると・・・

・・!これも・・・デカい前方後円墳じゃね・・・(゜゜)?!!

群衆墓がある、と記載されていますが、上から見るとひとつの前方後円墳にも見えるのですが・・私だけでしょうか・・・。

そうです、この双ヶ丘が「秦氏の古墳」だという説もあって、三柱鳥居の北はそれを指しているという説・・・

う~む・・ミステリーですねえ・・・

面白いですね~・・・・(私だけ^^;?笑)

と、いうことで今回は通称「蚕の社」、木嶋坐天照御魂神社を訪れました。

秦氏が持っていた養蚕、機織り、発酵(酒)土木等の技術。それを伝える社と共に周辺地域に残る遺跡。そして奇妙な三柱鳥居。

この界隈だけで非常に興味深い歴史探訪を楽しめる、めちゃめちゃ楽しいスポットでした!

太秦はヤバい!ヤバ過ぎる!笑

みなさまもぜひ、ちょっとディープな京都散策を楽しまれてみてはいかがでしょうか?

【ヤフートラベル】

今回もお付き合い、ありがとうございました(^^)

@京都2022

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