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「新撰組結成の地 壬生を歩く」その1@京都2020

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2020年11月、よみうり文化センターの講座「新撰組結成の地 壬生を歩く」に参加いたしました(^^)

このひと月前に参加した、同じくよみうり文化センターの講座「新撰組・西本願寺と不動堂村屯所を巡る」と同様、講師は霊山歴史館の木村武仁先生です。

今回の目玉は、何と言っても旧前川邸の土蔵内部の見学です!これは恐らく、参加者の新撰組ファンの方々ほぼ皆同じ目当てではないでしょうか、普段は個人のお宅の現役の蔵なので非公開ですから、こうした機会に見学したい!という想いは一緒だと思います(^^)

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前回は京都駅前からのスタートでしたが、今回は嵐電四条大宮駅前からのスタートです!参加者が集まり、先生の説明を聞きながら歩くイヤホンを付けてから出発するのですが、驚いたことに今回は前回と違ってお若い方も多く参加されていたことです・・!特に若い女性もいらっしゃって、改めて新撰組の女性人気の高さを実感すると共に、やはり前川邸だよね?と思ってしまいました・・^^;

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壬生界隈ももちろん、これまで幾度と自身でも歩いて参りましたが、四条大宮駅のすぐ「裏手」には光縁寺、という認識です。光縁寺には山南敬助らの墓があり、新撰組巡りで壬生を歩く時のスポットのひとつです。門前に、「新撰組の墓」と石碑が建っているので、目にされた方も多いかも知れませんね。

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新撰組結成の地、壬生を歩くのスポットその1は、「光林寺」です。

こちらのお寺さんでは、江戸後期の歴史家、「日本外史」の頼山陽の葬儀が行われたそうなんです。たしかお墓は東山にあったかと思うのですが、なるほど、門前に「山陽先生」の文字が刻まれた碑が建っていました。これは自身の巡りでは気が付きません、やはりこうしたプロの先生が引率するツアーならではの「知り」もあり、大変有意義です。

では一体何が、新撰組と関係があるのか?
頼山陽の「日本外史」が幕末の尊皇攘夷運動に影響を与えたのは周知ですが、その幕末の最終段階に登場した新撰組の局長、近藤勇の愛読書でもあったそうなんです

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近藤勇佐藤彦五郎宛てに送った漢詩、のご説明をされる先生。

ちなみに近藤勇の字名が「東州」だそうで、これは西郷隆盛の「南州」と呼応しているように思ってしまいます・・・。同時に咄嗟に連想させられるのは、高杉晋作の号「東行」ですよね、あれはどうなんでしょう、西行に憧れた、というよりは、高杉晋作らしい一種の「シャレ」なのでしょうか・・^^;

近藤は、頼山陽が愛した酒、「剣菱」を同じく愛飲したそうです。
剣菱は近藤の他、「鯨海酔侯」の土佐藩主・山内容堂、それから水戸藩士の藤田東湖らも愛飲した「男酒」だそうです。
ご周知のように、この界隈には伏見の酒蔵がありますが、伏見の酒は「女酒」と言われる(甘い?)ものになるようで、近藤はその戦闘集団性から?辛口でキレっキレの「男酒」を好んだのでしょうか。鳥羽伏見の戦いの際には、それこそ「そこ」に酒があるのに、わざわざ剣菱を取り寄せて隊士に飲ませた、という逸話もあるようです

いや~・・しかし、どうですか皆さん・・、あるお寺さんの前に建つたったひとつの石碑オンリーで、こう楽しめる嬉しさ^^;!笑 やはり私は相当な変わり者でしょうか・・笑

この後はお向かいの、「光縁寺」に向かいます。