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【新撰組結成の地 壬生を歩く】その5・新徳寺@京都2020

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2020年11月、よみうり文化センターの講座「新撰組結成の地 壬生を歩く」に参加いたしました(^^)

さて、このツアーのラストを飾るのは、浪士組が京都に着いたその日の夜に清川八郎が大演説をぶった「新徳寺」です!

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ここも自身で壬生を歩く度に、何度も通り掛かっておりますが、中を見学したことはありません

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いつも門前をうろうろし、清河八郎の演説に想いを馳せて見物しておりました・・・。

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あの本堂・・・。いつか見学してみたいなぁ・・、と思っておったのが、いよいよ今回のツアーで叶ったのであります!

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さあ、ここからがツアー当日の画像です。

旧前川邸の土蔵を見学した後、こちらのお寺に移動してきました!自身、初めて入る新徳寺!

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新徳寺は嘉永元年の建立とのことで、まさしく幕末そのものではございませんか・・!建物も幕末当時のものとのことで、これには興奮が隠せません・・・!

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本堂の中にお邪魔いたします。

おおおっ・・・!!いきなり、幕末ファンの心を鷲掴みにする絵が置かれています!!

臨済宗永源寺派の新徳寺は、上洛した幕府浪士組の本陣となりました。幹部である清河八郎や、山岡鉄太郎(鉄舟)、佐々木只三郎ら19名、浪士組五番隊10名、七番隊9名の宿舎になったそうです(六番隊9人との説もあり)。

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近藤勇土方歳三の絵。ご住職が描かれたそうです、すごいですね~・・・

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我らが坂本龍馬の絵もありました!

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ご周知、清河八郎、出羽庄内藩出身。文久三年の将軍家茂上洛に際し、将軍警護の為に浪士を集め治安維持にあたらせる事を幕府に献策、その案が採用され、その前衛として浪士組を率いて江戸から京都へ出発しました。京都に到着し壬生に入ったその日の夜にここ、新徳寺に浪士を集めます。

将軍警護として結集し、京都にやって来た浪士組ですが、「我々の真のの目的は、将軍警護ではなく尊皇攘夷の先鋒にある!」として大演説をぶちました。新撰組を取り扱った映画やドラマでは大概出て来るシーンですね。

これに反発した近藤や土方、芹澤ら(後の新撰組)は京都に残ることを決断し、壬生浪士組を結成するに至りました。一方で、江戸に戻った浪士達は庄内藩御預りの「新徴組」になります。

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その舞台となったのが、ここ、新徳寺の本堂です!
今から157年前に、この場所に近藤・土方ら、新撰組のメンバー達が一堂に会していたわけです・・!前で大演説をぶつ清河八郎、私の得意な妄想時間の始まりです!

近藤、土方ら試衛館組はどのあたりに座していたのでしょうか・・、幕末の名シーンのひとつに今、自分がいる、と思うと鳥肌モンです・・・。

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江戸に戻った清河八郎は、その約一カ月後に佐々木只三郎らに暗殺されてしまいます・・。これも有名な話ですね・・。私の大好きな司馬遼太郎「幕末」の一節、「奇妙なり八郎」にも収められています。昨日まで同宿していた者に斬られる、とか、本当に油断出来ない世界というか・・、怖い時代だなあ・・と思います・・。

そして佐々木只三郎と言えば、龍馬暗殺にも関わった中心的人物のひとりでもあると、通説では言われています。ちなみに清河八郎も、龍馬と同門「千葉門」の北辰一刀流です。

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本堂での講座と見学を終えると、本堂の外に出て来ました。新徳寺の本堂の屋根の造りは、独特なカーブを描いていて、これは大変珍しい造りなのだそうです。先生の説明がありました。

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屋根の上には桃?を持ったお猿さんの像が。これは言われてみないとわかりませんでしたね

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そして一行は新徳寺を辞します。新徳寺を出ると目の前は壬生寺

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ここで、今回のツアーは解散となりました。

とっても楽しかったので、終わってしまうのが少し寂しかったです・・。もっと新撰組の話を、幕末の話をファンのみなさんと聞きたかったですし、幕末話を語り合いたかったですね・・(^^)

おかげ様で、長年の望みだった「旧前川邸の土蔵」と、そして「新徳寺の本堂」を見学することが出来て、とても有意義な時間を過ごさせていただきました!

またのチャンスがあれば、ぜひまた参加させていただきたいと思います。どうもありがとうございました、ご参加の皆さまも、お疲れ様でございました~!