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【仁和寺】|戊辰戦争カラー絵巻と純仁法親王展|@京都2022

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仁和寺を訪れました。

私の興味の矛先は「錦の御旗」。

しかし、そんなものを常時展示しているはずもなく、しかも事前確認するでもなく、たとえお尋ねしたところでどこの馬の骨とも分からぬ私が見学出来るはずもなく・・^^;なんとなく行ってみての話ですので見学出来る術はありません・・・。

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と、思いきや・・

幕末関連の展示として「戊辰戦争カラー絵巻と純仁法親王展」というものが開催されています・・!おお・・、これはラッキー!

しかしまあ、今回は、幕末は無しでも良いのです(^^)

 

 

 

純然たる社寺巡り。思えば京滋に住まわせてもらって以来、幕末云々関係無い場所や社寺も気が付くとかなり巡っており・・有り難いやら嬉しいやら・・。ホント京都がこんなに身近にあって贅沢やなあ・・と改めて思います(^^)

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他所者目線で見ると、もう、どこへ行っても国宝、重文のオンパレードの近畿はハンパ無い・・!

はい、早速出ました「仁王門」。重文です。

阿吽の仁王像・・・ここのもまた、すごい迫力ですね・・・。

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まさに侵入せんとする悪を、追い払う眼力!オーラが漂います・・!

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仁王門をくぐって左手に、国指定名勝「仁和寺御所庭園」がありますが、そこに入る「本坊表門」、そして「勅使門」はいずれも重文。

勅時門前には「高松宮殿下参拝記念樹」碑がありました。

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御殿の入口から白書院に進み見学します

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いや~・・・凄いっすねえ・・・。

皇室にまつわるこうした御殿を見学出来る・・贅沢ですねえ・・(^^)

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世が世なら、私みたいな者が絶対に目にすることのない光景ですね・・・

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国指定名勝の「南庭」。

「京の冬の旅」の一環か?庭園を回遊出来るような板敷きが設置されており、靴を履かずにそのままお庭の景観が楽しめるようになっていました(^^)

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「This is京都!」というお庭の景観。素晴らしいですね~

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御殿に入る前に、勅使門の前を見学出来るようにもなっており、あちらは靴のまま見学出来ます。

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南庭から見る白書院。

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さっきの松の襖の間がお庭から見えます。

この前後の奥行き感みたいなものがまた、こうしたトラディッショナルな日本家屋の雰囲気をより演出するような気がします。

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白書院を正面に見ての右手には、宸殿が。

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その宸殿に向かいます。

窓が非常に面白いですね・・。板をパカッと開けて、上から吊るという・・。それを開けた状態で障子があるという・・。

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宸殿をぐるりと回って向こう側に出ようとすると・・・

おわっ・・!でました・・!国指定名勝「北庭」!

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このいやらしいお庭がいきなり目の前にわっ、と出ると・・

ただでさえいやらしいまでの美しいお庭のインパクトがより増しますね・・^^;

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ここを訪れた人にそういうインパクトを与えるよう計算されているのでしょうか^^;?

二条城や「くろ谷さん」のお庭もいやらしかったですけど^^;・・ここもなんですか・・・、あそこに五重塔まで見えてるし・・・。

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ぐるりと回り込むと、宸殿の中も見学出来るようになっていました・・!

ほわ~・・・すごい・・・・。ここ何畳?十八畳・・^^;?

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ミニ庭園みたいな盆栽?も置かれていて・・・。いや~・・なんちゅう雰囲気でしょう・・・

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何やら将棋?の大会も行われるのでしょうか・・?

こんな所で対局するんですか・・(゜゜)将棋って、凄いんですねえ・・!(まったく無知でスミマセン・・!)

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こちらが最も格式の高いお部屋?でしょうか・・?

すごいです・・。むこうに「武者隠し」みたいな扉が見えますね・・・!

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ぱっ。と背中を振り返れば国指定名勝の庭園・・。

私みたいな分際の者が目にして良いのか・・と、ある種の背徳感すら覚えます・・^^;

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あ、やはり「京の冬の旅」で設置してくれているであろう回廊。

いいですね~、雨天中止ということですので、雨降りじゃなくてよかった~・・^^;

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お池の水も綺麗です。

この日は晴れ模様でしたが、めちゃめちゃ寒かったですね・・・。

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ところで「戊辰戦争カラー絵巻と純仁法親王展」は白書院の裏手をずっとずっと進んでいった部屋で開催されていまして、そこは撮影禁止。

よって画像はありませんが、興味深く拝見させていただきました。

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総本山仁和寺に伝わるという「戊辰戦争絵巻」上下巻、全39場面。

現代の技術を駆使して超高精細スキャンした絵巻を、およそ1年をかけて彩色を施し、昨年令和3年夏に完成したそうです。

慶応3年12月に仁和寺の第30世純仁法親王が還俗されました。仁和寺宮大将軍は新政府軍を率いて戊辰戦争の勝利を収めます。この記録を残す為と、明治の中期に戊辰戦争体験者によって絵巻が作成され、宮中に献上されたといういきさつだそうです。その中のひとつが仁和寺に保管されていた、という事です。

そして、更には「錦の御旗」も仁和寺に保存されているという事で、前回の催事では公開されたそうで、私はそちらが見たかったです・・・。

それは次回のチャンスを待つほか無さそうです・・。

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さて、御殿巡りですがこの日は非常に寒く・・・体はおろか手先、足先まで冷え切ってしまい・・寒いというより痛いくらいでした・・・。冷え性の人には冬の社寺の見学は非常に辛いですね・・・。なんでこんなに寒いんだ・・というくらい、社寺の建物の中って寒いですよね・・・^^;

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黒書院。寒くて・・落ち着いて見学していられない・・・^^;

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この後は「霊宝館」にて、「冬季名宝展」の見学を堪能いたしました。

入口に入るといきなり登場する、でっかい「愛染明王坐像」が圧巻でした・・・!

国宝の阿弥陀如来坐像他、平安・鎌倉時代の重文の仏像が展示されており、毎度のことながらその世界感には吸い込まれてしまう思いで見学いたしました・・・。

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「中門」。これまた重文。

褪せた朱色?が淡いピンク色になっていて、この褪せ感がまた独特の雰囲気を出していましたね・・!

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ここにもまた仁王像が睨みを利かせていましたが、門の両脇の像って必ず背の高い柵で囲まれていますよね・・・。何でなんでしょう・・。よって、どこの仁王像もその全体像がよく見えないんですよね・・・。

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柵の隙間から覗き見るしかありません・・・。

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中門をくぐると左手には「御室桜」。そこを通りぬけて、重文の茶室があるエリアを散策出ました。

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これはすごいですねえ・・・。

桜の時期には、さぞ混むことが容易く想像出来ます・・・^^;

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普段は入れない露地が散策出来る、という「京の冬の旅」。

ご皇室関連を示す、壁の五本の線がしっかり見えますね

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すごいなあ・・・

なんだか冒険心がくすぐられるような石と壁とお庭。

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茶室は撮影禁止ということですが、その茶室のある場所からさっきの宸殿が見えました。

右の囲いは黒書院の屋根?を修繕しているそうです。

下世話な話、すっごい経費が掛かるんでしょうね・・・^^;

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そして国宝の金堂。

仲の拝観は時間が決まっている?みたいだったので・・残念ながら時間が合わず今回は外だけでした・・。

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江戸時代に建てられたというこれまた重文の五重塔

江戸時代に色々なものが再建されていますが、三代将軍家光ってめっちゃ色々なものを作らせていませんか・・^^;?そういうイメージがすごくある将軍です・・。

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んんん~・・・重厚ですねえ・・・。

これがバラバラと落ちて来たと考えたら・・・

一瞬であの世行きですね・・・^^;

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さて今回も、贅沢な社寺巡りをしてきましたが、ここまでお付き合いありがとうございました(^^)

最初は京都と言っても、河原町界隈の藩邸が立ち並んでいた所くらいしか知らなかったものが・・おかげさまで最近は〇〇寺、〇〇通り、〇条と聞いただけでほぼ場所が判るようになってきました(^^)

交通機関も、京都って公共交通機関で行ける場所って限られているよね・・・、というイメージでしたが、最近ではバスの活用にも慣れてきまして、安心してバスで観光出来るようになりましたね。しかし・・最近バスや地下鉄の一日券が値上がりしてしまったのが痛いですけどね・・特に地下鉄の料金の高さは・・・^^;

それでは皆さん、今日も一日おつかれさまでした!

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@京都2022