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快慶に会いにゆく2【醍醐寺】|Daigoji|ブッダ巡礼@京都2022

真言密教の拠点として重要な役割を果たしてきたという、「醍醐寺」にやって参りました

醍醐山全体をその寺域とする醍醐寺

山の上を「上醍醐」、山麓の部分を「下醍醐」と呼んでいます。

 

 

 

弘法大師空海の孫弟子にあたるという「聖宝」によって貞観16年(874)に創建されました。

豊臣秀頼によって再建されたという西大門にはお仁王さまが睨みを利かせて参拝者を監視しているように見えます・・・。

この仁王像がまた・・・

独特な雰囲気を持ってますよね・・・。

なんというか・・・まるでオオサンショウウオ的な・・・^^;

あるいはウミウシ的な感じもして・・・逆に言えば、オオサンショウウオウミウシも、神っぽいですよね・・・^^;

仁王門をくぐり伽藍に入りました。

醍醐山全体が寺域だということでしたが、すでに坂道が先ほどからずっと続いており、山に向かって登ってゆく恰好です。

ふと周囲を見渡すと、なんだろう・・・多くの木々が伐採された跡のような・・切り株がたくさん散見されます・・

不思議に思って歩いていたら、説明書きがありました。

どうやら平成30年?の台風によって木がなぎ倒され、安全と景観の為に伐採された跡のようでした・・・。

お寺の境内でこうした景観は初めて目にしましたので、いささか驚きました・・。

それこそ北海道の道中、車窓の外にはこうした景色をよく見る時があります・・^^;

醍醐寺下醍醐」は大きく分けて3つのエリアによって構成されており、まずは今入ってきた伽藍エリア、そしてこれから向かう三宝院エリア、そして霊宝館エリアです。

伽藍でひと際目を引く五重塔です。天暦5年(951)にに完成した京都府下最古の木造建築とのこと・・!

まったくもって、シンジラレナーイ・・・!

こうした歴史遺産がごろごろと・・あるのが本当に凄いですよね・・・。

何が凄いってそれを保持し繋いで来た我々日本人の祖先の生きた証、そのものです・・!

金堂は国宝。近畿を歩けば、国宝に当たる、状態です・・。

金堂には病気で苦しむ人々を助ける薬師如来様が祀られておりました。合掌ー。

更に上に登ってゆくと観音堂がありましたが、残念ながら改装中?の囲いがあって参拝は出来ませんでした・・こちらには阿弥陀如来像と、准胝観音像が祀られているはずなのですが、残念でした・・・。

写真は不動堂でしょうか、こちらにも仏像が祀られておりました。

観音堂の更に奥に進むと、鬱蒼とした森の中に上醍醐へと続く参道がありましたが、歩けば小一時間程度はかかるそうでして・・今回は下醍醐だけにいたしました。

本当は上醍醐を参拝して、「醍醐水」を飲んでぷはあ~、としなければいけないんですよね・・^^;

伽藍を出て、来た道を戻ります。

いよいよ、本来の目的である「快慶仏」に会いに来ました・・!三宝院エリアの見学です。

現在の三宝院は、豊臣秀吉が慶長3年(1598)に催した「醍醐の花見」を契機として整備されたそうです。

大玄関に入ると、なにやら「宇宙寺院」とやらが・・・(゜゜)すごっ・・・

どういうことなんでしょう・・。仏様が宇宙に行くのでしょうか・・^^;?

ってか、だとしてもそれ、まんまやん、って気がしないでもない・・。仏様・神様=宇宙、という感覚なので・・笑

秀吉がその基本設計をしたという庭園は、国の特別史跡特別名勝に指定されています。その庭全体を見渡せる表書院も国宝。ここの建造物群も重文の固まりです・・!

どうでしょう・・

暑いですが、その中にあって自然の風の往き来による感じ・・・伝わりますでしょうか・・^^;この独特の風や空気感が言葉じゃなく感覚的にシェア出来るというのも、我々日本人たるアイデンティティのひとつじゃないでしょうか(^^)

そして書院からお庭の方へ目をやると・・・

うわっ・・・!

やっばっ・・・!!

まったくもって、いやらしいまでの豪華で雅な庭園^^;!!

座敷の淵から庭に目をやると、ちょうど船の上から風光明美な景色を眺めている感じに思いました。

暑いっす・・・

ホットです・・・

夏ですからね・・・^^;

でも、気分的にはちょっぴり涼やか・・な気がします・・笑

三宝院の再興を命じた太閤秀吉でしたが、秀吉本人は完成した姿を見ることはありませんでした。

さて、こちらの本堂にいらっしゃる弥勒菩薩様にいよいよお会いいたします。

ちなみに、ここだけ特別拝観料が更に500円が必要です^^;

キタっ・・!!(画像:醍醐寺HPより)

重要文化財、快慶作「弥勒菩薩坐像」!

やや遠目ではありましたが、本堂に安置されている快慶の弥勒菩薩坐像にお会いすることが出来ました!

むうう・・・・なんとも言えない雰囲気、空間、世界がそこに広がっていました・・(゜゜)

なんというか・・・ど素人の私的な感想といたしましては、快慶の作品って、とっても線が細いというか、重厚さを感じる中にあってその描いている線が細い、言うなれば細字のペンで描いている、あるいは鉛筆で言えばめっちゃ硬い鉛筆で描いているような、めちゃくちゃ精緻な感覚を受けます・・!

そしてその精緻なお顔から放たれている視線、表情・・・。これは快慶の作品だけではありませんが、見る角度によって全然違う表情に見えるのが実に不思議ですね・・・!

怒っているようだったり、ほほ笑んでいるようだったり、褒め励ましてくれているようだったり・・・。

こちらの弥勒菩薩様も、見ていれば見ているほどに表情を変え心境を変え、まさに自分と対話してくれているような、そんな錯覚を覚えてしまいます・・・。

自然、引き込まれるようにずうっとそこに佇んでしまいますね・・・・。

最近、めっきり仏像にハマってしまった感のあるワタクシ・・・^^;

弥勒菩薩はお釈迦様の後継者として、将来を約束されているんですよね。

しかし、跡を継ぐと言ってもそれは56億7000万年後。この世に降臨し、釈迦が救えなかった全ての人を救うと説かれています。

と、いうことは残念ながら私たちにはそれを待つことは叶わないということですね^^;

いやいや、輪廻転生があるとするならば、遥か将来生まれ変わった時にその場にいれるかもしれませんね(^^)!

弥勒菩薩は現在、浄土で如来の候補者が集まる所で修行を続けておられるようです。

弥勒菩薩は釈迦の説法を聞いて、たちまち釈迦の教えを理解してしまったそうで、釈迦が感動し、こやつなら必ず私と同じ悟りの境地に至れるであろう、とお墨付きを与えたらしいのです(^^)

ちなみに地球の歴史が約46億年と言われていますよね・・。56億年後ということは、あと10億年程でこの地球も・・・・。で、「新しい世界」が生まれそこに弥勒菩薩が降臨する??なんて思ったりも、しちゃいます・・^^;

いずれにしてもその時を待ち、弥勒菩薩様は今も修行を続けておられるというワケです。

その様子を表現したのが瞑想を続ける弥勒菩薩坐像。快慶作であります!

快慶自身も熱心な阿弥陀信仰者であったそうで、この像には「快慶」ではなく、「巧匠アン阿弥陀仏」と阿弥陀号を記しているそうです。

そしてもうひとつ、宝物を保管している「霊宝館エリア」があるのですが、こちらには上醍醐から移動した仏像が安置されているそうです。

しかし、春・秋の特別拝観?の時だけなのか、私が行った時にはそうした仏像群は展示されておりませんでした・・。

で、霊宝館にあったもうひとつの「快慶」。

鎌倉時代の快慶の作と考えられている「水晶の中に入った阿弥陀仏」です!

水晶の中に入った5.5cmほどの金箔の阿弥陀仏。蓮のつぼみのカタチをした10cm程の水晶の中に下からはめ込んで固定されていました。

うーむ・・・なんか素人的にはあまり快慶感を感じないのですが^^;専門家がそうであろうと見解しているんですね・・。

て、いうか、水晶の中に収められているせいか、鎌倉時代の仏像にしてはめっちゃ金箔じゃないですか・・?外気に直接触れていないとは言え、これまた素人的には非常に不思議です・・。

こちらにUPした画像は、霊宝館に行っていただいた「はがき」でして^^;「快慶に会いに行った」私的にはとっても嬉しいものでした・・!

と、いうことで、今回は醍醐寺を訪れました(^^)

拝観チケットは三宝院の所で買い求めまして、三宝院と伽藍の二カ所で1000円でした。

さらに快慶の弥勒菩薩のある本堂には特別拝観料500円が別途必要。お寺に隣接する駐車場は1000円でした。

いつもお世話になってます、鈴鹿エスさんも先日参拝されており、大変参考になりました(^^)

suzukasjp.hatenablog.com

同じお寺を参拝しても、その視点も十人十色だなあ・・と思えて面白いですね(^^)

今度は観音堂と、それから上醍醐の仏像(霊宝館)が見れる特別拝観のチャンスがあったら再訪してみたいです。

本日もお付き合い、ありがとうございました(^^)