奈良国立博物館で開催されている特別展、「奈良博三昧」~至高の仏教美術コレクション~に行って来ました!開催終了間際ギリで間に合いました・・・^^;
昨年、仏像館に行ってから、すっかり奈良と仏像に魅了されてしまいまして・・・、この催しもぜひとも、観たかったんですよね~!
この特別展、何が嬉しいかって写真撮影がOKなんですよねー(^^)!更に「撮影した写真はSNSに投稿するなど、インターネット上で公開することができます」と。素晴らしいではありませんか~(#^.^#)!
と、いうわけで当日券1500円をPayPay♪して、早速見学へGO~!
おおお~♪こいつあ、心躍る催しです!
第1章から第10章まで、10個のテーマに分かれて展示されています!Wao
今回は私のうざい妄想歴史談は止めまして・・^^;、展示の一部ですが、ご一緒にお楽しみください(^^)
まずは第1章、「ブッダの造形」から!
おお~・・!いきなり迎えてくれたのは、出山釈迦如来立像!南北朝時代は14世紀、難行苦行で痩せこけたお姿、迫真のお姿であります・・!
重文「仏涅槃図」。お釈迦様が旅立たれる時の絵ですかね、弟子達が周囲を取り囲んでいるやつですね
続きまして第2章は、「飛鳥・白鳳・天平の古代寺院」。
このジャラジャラ系は、密教系でしたかね?たしか密教仏はネックレス、イヤリング、ブレスレット等の宝飾品を身に付けているんですよね。これは、それらのものを所有したまま即身成仏できるという体系だからですよね。
薬師如来坐像でしょうか。重文の仏像が並んでいます
こちらは今回の目玉的な重文のひとつ、「力士立像」ですね。
昔タレントで、宮尾すすむさんていましたっけ・・・^^;
これまたすごいですね・・・。「十一面観音菩薩立像」でしょうか・・。
頭に顔がたくさん付いてます・・。人の持つ様々な感情を表して?いるのでしょうか・・?
あれえ・・おかしいな・・。開館時間には入場者が結構いらしたはずですが・・、ふと周りを見渡すと、閑散としてきました・・・。みんな、観て回るの早くね・・^^;?
ある番組で、城郭研究家でとっても熱くて「かわいい」千田先生が、二条城は「門の見学だけで30分は掛かる」とおっしゃっていたのを思い出しました(^^)笑
「あれえ・・?それしにしても皆さん・・どんどん通り過ぎていきますねぇ・・??」とおっしゃってましたが、よく解りますその気持ち(^^)笑
中央に展示された瓦塔。静岡県浜松市の出土だそうです。奈良~平安時代、よくここまで完全に部品が残っていましたね・・・。
断片的な史料もたくさん展示されていましたが、この「螺髪」・・・。
ちなみに私は、「きのこの山」よりも、「たけのこの里」に一票!な派です・・^^;笑!
第3章は「写経に込められた祈り」。
これは奈良時代の経典でしょうか・・・。これはもう、現代におけるフォントですよね・・・。手で書いたとは思えません・・、一字一字をどれだけ心血注いで書いたのだ・・!という書というか、絵のようにすら感じてしまいます・・。
昔の古文書って、くすじ字っていうのですか?読めないもののイメージがあるじゃないですか、しかしこれは現代チックというか、奈良時代にも今のような楷書?的なものがあったんだ・・!と驚きです・・・。
そしてこれまた今回の目玉!国宝「金光明最勝王経(国分寺経)」です・・・!
紫色の紙に金色の文字・・!
これは映え、映えです!まさにSNS時代を見据えた?経典か・・!?
これを観た瞬間、とっさに思ったのが、あっ・・!紅芋!!^^;
スイマセン・・、残念なスイーツザムライでございます・・・苦笑
残念ついでに、この経箱を観た時も、描かれた絵をみて「エビフライ」かと思ってしまいました・・・(-_-;)残念~・・笑
第4章、「密教の聖教とみほとけ」。
歴史上の人物に会う為には、書と墓、あるいは所縁の建築物?しかない、と常々思うのですが、空海の書跡というものはまた・・すごいですよねえ・・
残念なのは伝教大師、最澄の書は展示の前半、お盆までで終了し、こちらの空海の書跡と入れ替わりであったこと・・。まあ、仕方ないですね・・、次のチャンスを待ちましょう・・。
しかし空海の書も鳥肌モンですね・・。高野山にはまだ訪れた事が無いので、いずれ行ってみたいと思います!
曼荼羅というのでしょうか、たくさんの仏教絵画が展示されており、これも圧巻です・・。
こちらも今回の注目重文、「如意輪観音菩薩坐像」です!
左手の人差し指には輪宝が・・・。まるでマジシャンのような様子です
腕が三本ずつで六本です・・。それだけ、多くの救いを与えてくださるということでしょうか・・?仏像は、手足がたくさん付いているものも多いですね・・。
こちらも脚が三本・・。八咫烏もたしか、足が三本でしたね・・。
ラッセーラー!ラッセーラー!ラッセーラッセーラッセーラー!!
しかし・・見応えありますね・・・。千田先生じゃないですけど、マジで時間を忘れてしまいます・・!
第5章「仏教儀礼の荘厳」。
「三鈷杵」というやつですね。空海が持ってる密教の法具でしょうか・・。
しかし、不思議な形をしてますねぇ・・。なんだか、噛まれてしまいそうな・・。三鈷杵を見つけても、絶対に近づいてはいけません、刺されると命の危険も・・・なんて思ってしまいそうな形です・・^^;笑
こんな形のものもあるんですね・・・。なんだか、痛そうで怖いなぁ・・・^^;
ぱっと見で、こりゃヤバいっしょ・・という感じを受ける厨子・・・。
通常、本堂の奥とかに安置されていて身近に見ることが無いので、おお~・・・って感じです・・・!
第6章「地獄極楽と浄土教の美術」。
こちらのコーナーには仏画というのでしょうか、絵画が多く展示されているように思いました。
あっ・・閻魔様・・!
こないだの「六道珍皇寺」を思い出します・・!
うわっ・・・怖あ・・・。なんか喰うとる・・・!
国宝「辟邪絵」。こちらも前半と後半で、同じく国宝の「地獄草紙」と交代で展示されていたようです。
ここには恐ろしい絵がたくさん並んでいました・・・
開催期間が夏休みを挟んだ期間ということもあり、お子様と一緒に見学された方も多いことでしょう。ここのコーナーでは、小さなお子さんに悪い事をしてはいけないんだよ、という事を教えている親御さんの姿がありましたね(^^)
大人こそ・・、しっかり肝に銘じて日々を生きねば、なりません・・(>_<)
第7章「神と仏が織りなす美」。
国宝「薬師如来坐像」。
弘法大師空海の作と伝承される像だそうで、平安時代9世紀だそうです・・・。すごっ・・!
ちなみにこういう方、人生の中で誰もが一人は会いますよね・・^^;笑
照明がビームとなって、オーラの如くです・・。
あ、こちらの像もポスター他に登場していましたね。
「伽藍神立像」。鎌倉時代13世紀だそうです。躍動感のある面白い体勢をしてますね・・。こうした面白い動きのある仏像も、見応えありですね。
ちなみに、そういう顔したおじさんも・・・。いるよね・・・^^;笑
第8章「高僧のすがた」。
こちらはかの有名な、「一休さん」を描いた絵画だそうです。
実在の一休さんを描く最古の肖像画!「一休宗純像」、室町時代。
こちらは、聖徳太子の立像でしょうか。
聖徳太子ほど、子供の頃の仏像が作られている人もいないんじゃないかと思ってしまいます・・。
先日訪れた平等院でも、鳳翔館にて特別公開されていた「南無仏太子像」がありましたので記憶に新しいところですが、二歳で手を合わせ「南無歩仏」と唱えた姿を表しているものでした。
こちらの「南無仏太子立像」は、もう少し年齢が上の聖徳太子像でしょうか・・。
その他通路には、正倉院の模型も展示されていて、興奮・・!正倉院展というのも、一度行ってみたいものです!
第9章「南部ゆかりの仏教美術」。
増長天や多門天、毘沙門天の立像が並びます!迫力満載ですね~・・・
いつも思うのですが、この憤怒の表情というのでしょうか。これ、貴乃花が怪我をおして優勝したシーンの表情が、まさにこれですよね・・!見る度、そう思います^^;
照明のビームが、オーラのようです(^^)
こちらも今回のメイン展示物のひとつですね、「愛染明王坐像」。
こちらも興福寺旧蔵の仏像のようですが、今なお朱い色が鮮やかですね・・!真っ赤に塗られていると、憤怒の表情にもより力感が出るようで、怖さも倍増ですね・・・。
さて、いよいよラストの第10章は、「奈良博コレクション三昧」です。
いきなり土偶が登場!いやはや・・古代史にまで遡るんですね、「奈良博三昧」は!
さすがにここまで、お腹いっぱい状態で見学してきまして・・、更に「好物」の古代史展時を出された所で・・・もはや今日は心いっぱい・・状態・・・^^;
有り難いですが、古代史はまたそれに特化して、日を改めて見学させてほしい・・と思うのでありました・・・^^;
とかなんとか言いながら・・・、これ・・!ヤバいっいしょ・・!!
茨城県東海村から出土したという「埴輪犬」。犬というか、私が瞬間的に思ったのは、「白クマ」でした・・!
犬って言われても、今なお熊にしか見えない・・^^;
実はこれ、犬じゃなくて熊だったとしたら、もっとヤバいんじゃね?などと驚嘆する思いで見学いたしました・・^^;
いや・・もう・・・、凄いよ・・・。お腹いっぱい・・・^^;笑
と、言う訳で、ご一緒に見てきましたが・・・お疲れ様でした・・^^;長い・・!
実はこの後、仏像館の方も見学出来るチケットになっていたのでそちらにも再訪いたしました・・!仏像館は昨年、一度見学しているのですが、特別展示もありますし、何度見ても魅了される仏像だらけなので、たっぷり堪能させていただきました・・!
そちらの様子はまた後日、UPしてみたいと思います・・^^;
今日も長らくお付き合い、ありがとうございました・・!!