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【建仁寺】|潮音庭|風神雷神図屏風|双龍図|@京都2022

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先日、おかげ様で以前UPした「建仁寺」のログが吹っ飛んでしまいましたので・・・、再訪し再録したいと思います。

実は前回、初めて建仁寺を訪れた時は所用の「ついで」に寄ってみたワケでして^^;、そしたらなんとまあスンバらしいお寺さんなんだと・・これは再度ちゃんと見学目的で訪れなければ・・!と思っていたので、そういう意味ではちょうど良かったかも知れません・・^^;

前回は北門から入ったので、今回は勅使門の方からお邪魔します!

立派な三門(望闕楼)ですね・・!

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三門から法堂が見えます。

 

 

 

この日はめちゃくちゃ寒くて・・、特にこうしたお寺、その建物の中やお堂の中って、めっちゃくちゃ寒いじゃないですか・・!

私は末端が冷え性なので、手先足先、もう凍傷になるんじゃね・・?というほど寒くて痛くなってしまうので・・、今回は秘密兵器を携えて参りました・・!

それは、「もう一足の靴下」です^^;!あまりにも足先が冷えて痛みすら感じて感覚が麻痺してきちゃう感じになるので、靴下二枚履きで対策しようと思います・・!

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法堂です!

めちゃくちゃ大きくて立派ですねえ~・・・。

この中の天井には、あの大迫力の「双龍図」が描かれているんですよね!

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この釣鐘型の窓枠が、なんとも雰囲気ありませんか?

こういう造形美を、何百年も前から、当時の人間も今の人間も見て来ていると思うと、とてつもない浪漫を感じてしまいますね・・・!

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そうそう、これこれ(^^)

初めて見た時はもう、興奮しちゃいましたね・・・!その時はカメラを持って来なかったのでスマホだけで後悔しました・・(>_<)

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本坊の前に到着です。

前回はここの右手側から、北門から入ったんですよね

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何やら、細川元首相の襖絵展示がされているようです!

細川護煕元首相と言えば、旧熊本藩主細川家のご子孫として有名ですよね。たしかちょっと前には「春画展」を開催し話題になってました(^^)

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本坊に入るとまず、目の前の部屋に展示されているのがかの有名な国宝「風神雷神図屏風」ですね!(本物を忠実に再現したレプリカ)

俵屋宗達の晩年の最高傑作とも言われる「風神雷神図屏風」が、ここ建仁寺の所蔵だとは知りませんでした・・・!

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右隻に風神、左隻に雷神。

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こういうメディアや本等で見たことしかないような、ドデカい歴史遺産にその本拠地で触れられるというのは、本当に豊かなことで有り難いことだといつも思います(^^)

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案の定、本坊の中はめちゃくちゃ寒いです・・・!

ザックに入れてきた、もう1足の靴下を重ねて履きます^^;!それでも、冷たさが板敷きから足先へ染み込んでくるように感じますね・・

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方丈(重文)の前のお庭。「大雄殿」

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白砂に緑苔、巨石を配した枯山水のお庭は、まさに京都をイメージするに相応しい景観ではないでしょうか

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あの左奥に少しだけ見える塔は、織田信長の供養塔だそうです。

何故、ここに・・・?

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枯山水のお庭を、しばしゆるゆるとお楽しみください

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今の私は、ここに1日中、居ようと思えば居れる訳でして・・・。

そんなことしたらお寺の方には迷惑でしかないでしょうが^^;時間に追われること無く京都を堪能出来る環境にあるって、めちゃめちゃ贅沢だなあ・・とつくづく思います・・。

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重要文化財の方丈には、「雲龍図」の襖の部屋などもあり、見応えがあります

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そしてこの方丈に祀られているご本尊は、「十一面観音菩薩像」

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が、ご開帳されている・・!?

前回訪れた時は、お目見えしてなかったと記憶しています・・!

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頭の上に、たくさんの面が並んでいます・・

合掌ー。

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気温がちょうど良い時期なら、いくらでもここに居れそうな気持ちになりますが・・真冬に開け放たれた方丈はめちゃめちゃ寒いです・・!

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ひとしきりお庭を堪能したら、法堂の双龍図を見にいきますか

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それにしても見てください・・・!

なんとも、いやらしい美しさ^^;!

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「渡り廊下」というものでしょうか。

昔の学校を思い出します。よく、体育館に至る所が一度屋外に出て渡り廊下になっている所を通った懐かしい記憶です(^^)

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先ほど、外から見た法堂の外観です。

近くで見ても独特の雰囲気があっていいですねえ・・・

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お堂の中から見る窓外の明かりもまた、非常に雰囲気と意味を持っているように感じてしまいます・・

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法堂正面に祀られたご本尊の釈迦如来座像の上には・・・

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でました・・!「双龍図」!!

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ん~・・・・!相変わらずのデカさ・・迫力ですね・・・!

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真っ暗なお堂の中の天井に、双龍がうねるように飛び交う様子が描かれています・・!

写真も自由に撮れるのがいいですね。ここを訪れた人は皆、スマホ取り出して写しますよね(^^)

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法堂の内部に入ると自然、畏怖心みたいなものが生じてきて手を合わせる気持ちになってしまいます・・

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合掌ー。

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大迫力の建仁寺の双龍図。しかと目に焼き付けました・・・!

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先ほどの渡り廊下、逆から見える景色もまたいいです(^^)

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この日はまた、平日ということもありましょうが、アレのせいもあってガラガラです・・。

本来であればたくさんの観光客で、落ち着いて写真なんか撮っていられないんでしょうね・・

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本坊に戻ってきました。ここも襖絵が美しいですねえ・・

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そして、何を隠そう、こここそが・・・!

「〇△☐ガーデン」!「〇△☐乃庭」です!!

これは、単純な三つの図形〇△☐が宇宙の根源的形態を示し、禅宗の四大思想(地水火風)を象徴したものとされているそうです!

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そう!これですね!

前回もいたく感銘を受けた

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まる、さんかく、しかく。

六花亭を連想したのは、ナイショです・・^^;!笑

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小書院の襖絵は、実に彩りの映える鮮やかさ!

綺麗ですね~

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そしてこのお部屋の障子の向こうに見えるお庭こそが・・・

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潮音庭(Cho-ontei)!

中央に鎮座するは「三尊石」、その東には「坐禅石」、秋には紅葉が美しい四方正面の禅庭です!

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このお庭がまた、めちゃくちゃ美しいんですよね・・・。

今は最も枯れ枯れしい季節だと思うんですが、紅葉の秋のみならず、新緑の季節なんかも陽光に照らされた葉の色が、めちゃくちゃ綺麗でしょうね(^^)

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前回訪れた時は、向こう側に座っていたリュックのお兄さんがいましてね、ずっと一点を見つめて佇んでいたのがなんだかすごく印象に残ってまして・・・^^;

皆さん、誰もが悩みを抱えつつ、この厄介な世界を必死に生きているんだなあ・・と思うと、おかしな話ですがなんだか元気が出て来るというか・・・自分も頑張ろう・・と思えてくるのでした・・・。

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この日のように、誰もいない状況下なら、ここにずっと居られる、そんな気がしました・・。

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この窓なんかも、〇△☐の世界感じゃないでしょうか・・。

世界は〇△☐で出来ている??

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潮音庭を渡る廊下の向こうには、大書院があります

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お庭は四方から、どこから見ても楽しめる、そんな造りになっていると思います

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そしてこの左手の大書院で展開されていたのが、

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細川護煕元首相の「美の世界」。

細川氏が書いた襖絵が展示されておりました

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2021年6月~展示されているようですが、いつまでかは現状決まっていないようです。

www.kenninji.jp

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この大書院から眺める潮音庭がまた・・・

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極上・・・。

しかも「アイツ」のせいで観光客も少なく、ほぼ「私だけの世界」^^;

なんて贅沢なんでしょうかね・・・

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と、いうことで、

今回はたくさん画像をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか(^^)

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消えてしまった前回のログを穴埋めするべく、

2022年2月、改めてアーカイブしたいと思います(^^)

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本日もお付き合い、ありがとうございました。

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@京都2022

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