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センターステージで魅せる!【十二神将立像】新薬師寺@奈良2022

こんばんわー

うめじろうの新たなアクティビティ、「ブッダ巡礼」のお時間がやって参りました(^^)

本日のブッダ巡礼は、奈良「新薬師寺」!!

新横浜に新大阪、新旭川は誰も知らんと思うけど^^;「新薬師寺」も恥ずかしながら知らなかった私です・・・笑

最近になって「仏像」というものに興味を持って初めて知りました^^;

そしてここにはすんごいお宝がある・・・!と聞くに及んで、そらあもう・・・行くよね!

 

 

 

薬師寺の創建は天平19年(747)というからもう・・驚きです・・!!

747年て・・・3ケタですよ、3ケタ・・!セブンハンドレッドフォーティーセヴン!?

薬師寺」というその名の通り?聖武天皇の病気平癒を祈願して、お后の光明皇后によって創建されました。

聖武天皇はご周知、仏教によって国を救わんと東大寺を建立し盧舎那大仏をつくることを発願。きっとその激務に心労が重なったのでしょう、天皇は体調を崩されました。

そこで、天皇の病気を治す為、都近郊の清らかな山で薬師悔過(薬師如来の前で過ちを懺悔し心の汚れを取り除いてもらう)を行いました。

当時の新薬師寺は広大な敷地を持った大伽藍だったそうですが、天災等によってその多くを消失、現在の本堂は当時の本堂では無く、消失を免れた修法を行う為のお堂が残ったものだそうです。

創建当時は東西に二基の塔が立ち並び、七つの伽藍を持ち、千人もの僧侶が住んでいたと言われ、イメージとしてはまさに薬師寺のような規模だったんでしょうね・・・。

平安時代の落雷や台風でその多くを消失し、唯一残ったお堂が、現在の本堂。

奈良時代の建物ということで、これまた国宝です!

この日は週末でしたが、ならまちや奈良公園界隈のあの賑わいからしたらまったくの別世界といった感じで、参拝の始めから終わりまで4~5組の参拝客にしか合いませんでした・・・。

そうした静寂な世界感がまた、仏像巡りのある種の緊張感を醸し出してくれるようで、いいんですけどね・・^^;

入って正面のお堂の扉は、固く閉ざされていて年間特別な法要の時以外は開けられる事は無いそうです。

そんな所にも、極秘物感がビシビシと感じられますね・・・。

さて、お堂に向かって左側に周りいよいよ本堂内部を参拝いたします!

拝観料、大人600円。JAF会員証提示で団体料金適用で550円。

いざ。

こおっ・・わっ・・!!き・・・キターっ・・・・・(゜゜)!!!!

いきなり眼前に飛び込んでくる国宝「十二神将立像」!!(新薬師寺パンフより)

な・・・ナンダコレハ・・・!!!???

お堂の暗がりに浮かびあがる十二体の「天部」の立像(゜゜)

それが、中央に鎮座するやはりこれまた国宝・薬師如来坐像を守護するべく、センターステージをぐるりと取り囲んでいるではありませんかっ・・・!!!

なにこれ・・!こんなの今まで見た事もない・・!!す・・・すごっ・・・。

これは凄いです・・。センターステージにフォーメーションを組んで360度どこからでも見れる、願える、そしてブッダ側からすれば「救える」ということになりましょうか・・?

バザラ・アニラ・ハイラ・ビギャラ・マコラ・クビラ・ショウトラ・シンダラ・サンテラ・メイキラ・アンテラ・インダラ。

像高が約150~160cmといいますから、いわゆる等身大だったことでしょう・・。1300年とかですよ・・・1300年もの間、こうして睨みをきかせて立脚している訳です・・・。

もはやこれは・・・この空間は時空を超えてタイムマシンでやって来た奈良時代です・・!奈良時代がそこに存在しているんです、この空間も含めて・・!なんと素晴らしい・・・・。

隣接された庫裏?では、新薬師寺の来歴をはじめ、「十二神将立像」の中でも最も注目株の「バザラ」を取上げたVTRが流されていました。

最新技術で十二神将立像の当時の色彩を再現する、といったプロジェクトの様子がありましたが、非常にギラギラした色使いで、ただでさえ迫力がある立像に拍車をかけているような色使いのようでした。こうした仏像の服装の色は、緑や赤を織り交ぜたようなものが多い印象ですが、いわゆる当時の流行りだったのでしょうか?

更に顔の色が水色掛かったグレーというか、これ、まさにアニメのキャラのようで、なるほどアニメや漫画の方が、こうした仏像からヒントを得て作っているのか・・と思いましたね・・。髪を逆立てて怒髪天を着く「バザラ」の形相は、まさにどこかの漫画に出て来るキャラそのもののように思いました。

まあ・・凄いです・・・。とにかく、凄い・・。

まさに息を飲む、というのはこうした感覚でしょうか・・

毎回思うことですが、この1000年とか・・人間の一生からしたら何世代のご先祖様から延々と、ずっとこれらを守り続けてきたんだ・・・というこの凄さ・・・。今を生きる私たちにバトンを繋いできてくれたんだ・・という深みと重み・・。

それをこうして、いわばいとも容易く拝観出来ることの凄さに触れ、改めてこの国の凄さを感じるということなんです・・・!

いや~・・・・。すごっ・・・・

モノホンを見れる、感じれる、というのは本当に贅沢なことですね・・・!

近畿に住んで、もうずっと圧倒されまくってます・・!笑

皆さまもぜひ、仏像やこうした世界感にご興味ある方は訪れてみることをオススメいたします!本当に・・溜息出るほどヤバいです・・・!笑

本日もお付き合い、ありがとうございました(^^)

また次回の「ブッダ巡礼」でお会いしましょう~!

@奈良2022