奈良の薬師寺を訪れた時の記録です。
まだ、耳が聴こえ無くなる前の話です・・・苦笑
近畿に居を構えてから、何度か奈良を訪れたのですが、薬師寺っていわゆるならまち界隈から離れた場所にあるじゃないですか、ずっと気にはなっていたものの、今年になるまでなかなか訪れる機会が無かったんですよね・・。
この日は吉野の金峯山寺を訪れた足で、帰りに薬師寺にも寄ってみました(^^)
ようやく念願叶ったり、ですね!
おっ・・!あれは西塔でしょうか?
昭和に再建された側の塔ですよね、伝説の宮大工さんのテレビ番組か何かで見ました!
拝観受付を済ませ、中門前にやって来ました
おお~・・・朱色が映えますねえ~・・・
仁王像が睨みをきかせています・・・!
しかしまた、色彩が独特というか・・・・不思議な色使いですねえ~・・・(゜.゜)
金峯山寺の仁王像からすると、もうひとつ迫力に欠ける気がします・・・
中門から金堂を望む、の図。
全体を通じて、朱が鮮やかな彩りです
正面にそびえる金堂。
もの凄い重厚感です・・・。
右に目をやれば、創建当時より唯一残る国宝の東塔!
1300年とか・・・時空を越えた存在、それを見ることが出来る興奮・・!
左に目をやれば西塔。
東塔よりもわざと少し高く出来ているそうで、何故なら時間を経過して「縮む」から。
時間を経た後に縮んで、東塔と同じ高さになって初めて「完成」を迎えるという・・・。
そこまで考えて復元するという匠の仕事に敬服する思い・・・。
開け放たれた西塔の中に何かいる・・・!!
なんか・・独特な仏さま・・・(・・;)人が入っていそうな・・・・。
ちょっと宇宙人的・・??
国宝の東塔も元々は鮮やかな朱だったのでしょうか・・・?
1300年の月日で黒くなった?のでしょうか・・・
対して「出来たて」の西塔は朱い!
この新旧の色の対比がまた、なんとも言えない特別感があります・・・
正面にドーンと鎮座する金堂はデカイ・・・。
たしかこちらの金堂の天井部分の部屋には、写経という形で寄付した方々の膨大な量の名簿が納められているんですよね・・。
おお・・・!
あそこに見えるのは・・・!
こちらですね・・!
こちらの薬師三尊像を見る為に訪れたと言っても過言ではない、お堂の中に入って参拝いたしました!
毎回言ってますが、奈良って本当に仏像のビッグスターだらけなんですね・・・!
それまで知っていたのは東大寺の大仏くらいだったので^^;・・知らず知らずに見学しているうちに、後から振り返ってみて初めて仏像ビッグスターをかなり見学していた事に気付かされました・・・^^;!
金堂の奥には大講堂。
こちらは平成になってからの再建だそうです。朱がいかにも鮮やかです!
いや~・・なんだかすごい均整のとれた造りではありませんか・・・!
何か整然としてますね・・!片付いた感じがめっちゃ心地よき!笑
こちらの内部には、本尊の奈良時代の重文・「弥勒三尊像」が、そして、国宝の仏足石・仏足跡歌碑が安置されていました。
大講堂の向こう側には食堂と、西僧坊。
西僧坊では国宝東塔の水煙?の展示と、何やらガラスアートの展示がされておりました
塔の先ッチョの部分。
「相輪」というのですね
そして更に奥の西ノ京駅側の門を出ると、玄奘三蔵院伽藍があり、その手前の右手には薬師寺本坊「お写教道場」がありました。
入口付近には人の列があり、あちらの方々はお写教に来られた方々なのでしょうか?
なるほど、お写教を広げたお寺だけあって、非常に大々的なんですね~!
さて、ひとしきり見学を終え、再び南門の方へと戻ります。
かつての自分であれば、こうしたお寺なんかまったく退屈で、さあーっと通り過ぎるだけでも退屈だったはずなんですが^^;どうしちゃったんでしょうね・・いわゆる人生の折り返し地点を過ぎてから??以前よりも少々ゆっくりと生きれるようになったというか、超スーパーウルトラ短気な私が、スーパーウルトラくらいに抑わったというか・・・^^;こうした寺社もゆっくり楽しめるようになったのでありました・・・。
なによりかにより、しつこいですが・・仏像!マジですごいっす・・!どこに行っても^^;!
テレビで見て以来、ずっと訪れてみたかった薬師寺。やっと念願叶ったり、です(^^)
健康を享受する感謝をお祈り申し上げて来たのですが・・・その後耳が聴こえなくなったのは・・・
どゆこと??
苦笑
本日もお付き合い、ありがとうございました(^^)
@奈良2022