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新選組結成160年記念特別公開【第48回京の夏の旅】、ラストは【角屋】です!
ここも幕末ファンになって以来、外観だけしか見た事がなかったので今回はもう興奮MAXで京都に向かいました!
初めて訪れた2006年から実に・・17年越しにようやく内部を見学出来る機会に恵まれました・・!
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お馴染みの外観です!
今回見学が出来るのは一階部分になります。
二階に関しては特別公開がある際に予約で申し込まないと見学出来ないそうです・・
おおお~~・・・・!
入り口が開いている姿を初めて目にしました・・!
「特別公開」の看板が気分を高めてくれます!
見学料800円をお支払いし、さっそく内部を見学させていただきましょう!
めちゃめちゃ大きい暖簾ですねえ~・・・!
いや~・・雰囲気あります・・・・
この正面が厨房になっていて、見学はそちらから入ります
で、こちらが本来の座敷への入り口です。
って・・!右側にっ・・・
でた!
むおお・・・
これは八木邸や嵐山の弘源寺など・・幕末史跡のあちこちに見られる遺構ですが・・・
きっと芹沢鴨が酔って暴れて付けた刀傷に違いない・・・
と妄想を膨らませて楽しむのは・・・各々方の自由です!笑
そしてまた・・この石畳を新選組の連中が・・・
歩いて角屋の座敷に上がったと妄想力を膨らませるに興奮が高まってくる私・・・。
ささ・・!芹沢先生、どうぞこちらへ!
今日は芹沢をしっぽり酔わせて・・・計画を決行する日だ・・・
玄関を上がった正面に、お腰のものを掛けておく棚?が置いてありました・・!
なるほど・・・
脇差だけ残して刀は店に預けるんですね・・
そして
その後こちらの箪笥にしまっておくのだそうです・・・!
うひゃ~・・・まさに歴史そのものですね・・!
たった160年前・・私たちの先祖は刀を身に歩いていたワケです・・!
刀を預けるのは拒んでいたようです・・・。
台所に隣接した所に帳場がありました
ここで「管制官」が客の割り振りを行い・・ヤバい奴らが鉢合わせしないように差配するんだそうです・・
見学出来たのはここの階段だけでしたが・・角屋にはいくつもの階段があり
客同士がお互い顔を合わせないで済むように配慮していたようです・・
帳場のすぐ脇に格子からは玄関部分も見えますから・・
ここから客の顔と出入りを確認していたのでしょう・・・・
流石は「揚屋」、大規模な台所です!
元々の「揚屋」の一階部分は台所および居住部分とし、二階を主たる座敷としていました。その二階へお客を揚げることから「揚屋」と呼ぶようになったと説明されていました。
やがて江戸も宝暦の頃以降になると、京都や大阪の揚屋は隣接地を買増し敷地面積を拡大し、天明の頃には揚屋のほとんどが一階を主たる座敷として大宴会場へと特化していきました。
「揚屋」としては明治5年(1872)まで営業し、それ以降はお茶屋業に編入されました。
お茶屋業としては、昭和60年まで「松の間」において宴会業務を行っていたそうです。
その「松の間」はこの後見学してみましょう。
ちなみに揚屋は「一見さんお断り」にて、紹介がないと入れません。また、支払いは「つけ(掛け売り)」のみで現金決済は行いませんでした。
でもQR決済は可、だったらそれはそれでおもろい。笑
梁の様子も載せておきましょう
どれくらいの方々が働いていたのかも気になりますね・・
さあ、一階奥座敷の「松の間」にやって参りました
こちらの部屋から庭を望むと「臥龍松」が見えます。こちらの松が大変有名で「松の間」なんだそうです
そして新選組ファンには鳥肌モノの・・・
芹沢鴨暗殺事件!
壬生の八木邸で暗殺された芹沢鴨ですが、その前に遊宴していたのがここ角屋。
そしてこの「松の間」で、芹沢らの遊宴が行われていたそうです・・!
ときは文久三年九月十八日夜
新選組の大会議が島原角屋で開かれ、議が終わって大宴会がおこなわれた
大広間は酒池肉林となって弦歌は一廓をゆるがす
近藤は今宵こそ芹沢を成敗してくれんと土方、沖田、藤堂、御倉伊勢の四人へ旨をふくめその爛酔をまって暗殺しようと時をまった
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この後八木邸に戻って臥床に入った所を襲撃され、芹沢、お梅、平山が暗殺されたのであります・・・
新選組を扱った物語、映画やドラマで必ず描かれる芹沢鴨暗殺・・。
幕末動乱を生きた志士たちを見つめていた角屋を・・今回ようやく見学することが出来ました・・!
さて、こちらは座敷への入り口から入って正面に見える様子なんですが・・
お庭が見えますが、ちょうど角の部分に柱が無いのがお分かりになりますでしょうか?
柱が無いのはここを訪れた客に美しいお庭を見せる配慮とのことで・・非常にこだわった造りになっているんですね・・
ちなみにお庭のこの石は、「富士山」を表しているんだそうです
こんな感じに・・
視界を遮る柱が無い為、お庭がよく見えます!
そして今回見学出来たもうひとつの間、「網代の間」。
天井が網代組になっていることから「網代の間」と称するそうです。
へえ~・・・
面白いですねえ・・
これでよく床が抜けないな・・
などと思ってしまうのは私だけでしょうか・・・^^;
部屋中真っ黒なのは煤です。
当時は電機などありませんから、照明は蝋燭ですね。室内を明るくするために、たくさんの蝋燭が灯されていたそうです。
その結果、油煙で天井、襖など室内が真っ黒くろすけに・・。
かの司馬江漢の日記には「燭台数十、昼の如く照らす」とあるそうです。
この日はお天気もよく、真昼間ですが・・
トラディショナルな日本家屋の室内というのは本当に真っ暗ですよね・・・
と、いうことで今回は【新選組結成160年特別公開】第48回京の夏の旅における【角屋】を見学いたしました!
輪違屋同様、ずっと念願だった角屋の内部を見学出来て非常に楽しく、嬉しかったです!
今回の催しの説明員さんはどちらもお詳しくとてもご親切で、これまた楽しく見学出来ました、ありがとうございました(^^)
幕末にハマると同時に「旅」も楽しめます!
約160年前という・・手の届きそうで届かないような微妙な距離感みたいな部分もまた魅力だと思いますので、ちょっと気になる方はぜひ手始めにまず幕末小説を楽しんで読んでみてください(^^)
めちゃめちゃ面白いですよ!
今回もお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
@京都2023
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