うめじろうのええじゃないか!

日常の 嬉しい 楽しい 幸せを

【新選組結成160年特別公開】がアツかった夏!|旧前川邸土蔵見学@京都2023

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわー

この夏の京都は幕末ファン・新選組ファンにとってはいつも以上にアツい夏でありました!

そう!新選組結成160年の年ということで【第48回 京の夏の旅】新選組関連史跡の特別公開が展開されていたワケであります!

160年か・・・

思えば私が幕末にハマった頃・・「今からたった140年前の出来事」として記憶していたことを考えると・・つまりは私も幕末にハマってかれこれ20年?になろうとしている事になります^^;

今回はそれのレポをUPしたいと思います。

ご興味のある方はご覧くださいませ(^^)

今回の「京の夏の旅」の新選組関連では、
壬生寺本堂・壬生塚
②旧前川邸東の蔵
③新徳寺
④角屋(1階部分)
輪違屋
の特別公開という、幕末・新選組ファンにはたまらない催しでした!

私は今回①②④⑤を訪れました(^^)

とりあえず今日は②の前川邸からいきたいと思います。

(ここでは幕末話を扱う為、あえて「旧」は付けずに単に「前川邸」でいきたいと思います)

 

 

 

やっぱり新選組ファンには「前川邸の蔵での出来事」が最もインパクトがある事件のひとつになるのではないでしょうか(^^)新選組が世にその名を轟かせることになる池田屋事件に繋がる事件ですからね・・!

実はワタクシ、どうしても土方の「あの拷問」が行われたという前川邸の蔵を見てみたい・・!という積年の思いがあり・・2020年11月によみうり文化センター講座の「新選組結成の地壬生を歩く」に参加し、その時の目玉として「前川邸の蔵」を一度見学した事がありました。

a-jyanaika.hatenablog.com

以前からよく芸能人の方が新選組の役をやる役者だとか、テレビ番組の収録等で見学に来ているとは見聞きしていましたが・・何せ一般には公開されていない個人のお宅なので・・こうした企画に参加しないと一般人には見学する事が出来なかった為です。

それが今回、初めて一般に公開されるというファンには非常にインパクトのある催しにて・・私も一度詳細に見学していた為冷静でいられましたが・・初の見学だったとしたら興奮と緊張と感動でもう・・ウザい客になっていたかも知れません・・・^^;笑

新選組や幕末ファンの方はよくご存じだと思いますが・・ビギナーの方の為に少しカンタンに「池田屋事件」を振り返ってみましょう(^^)

現在の木屋町通り四条上る西入るの懐石料理店「しる幸」。

ここに勤王の志士・古高俊太郎の碑が建っています。

ここで当時道具屋を営んでいた「枡屋喜右衛門」。一皮めくれば勤王の志士・古高俊太郎でした。

古高は近江の国(現滋賀県守山市)の出身で長州と密に繋がっている勤王の志士でした。

ここからは新選組二番隊組長・永倉新八新選組顛末記」に添って読んでみましょう。巷間伝わっている話とはやや違いもあって、非常に面白いです!

地図と読む 新撰組顛末記 [ 永倉新八 ]

価格:1,980円
(2023/9/10 10:51時点)

新選組に多事なりし文久三年もすぎて年号は元治元年とあらたまる
花の春も暮れて青葉若葉の影がなつかしい夏のはじめのころである
四条寺町に馬具屋を渡世とする近江屋という長府生まれの商人のもとへは七、八名の長州人が雇人の風采をして潜伏しておって、よういならぬ謀計を企てているらしいことが判明した。
これは例の桂小五郎の同志として有名な長州の志士古高俊太郎を中心とする倒幕の決死の一団で、朝廷における毛利侯の信望をどうにかして回復し、ふたたび長州の天下として国論を左右したいとの一念から京都へしのびこんで機運の熟するのを待っていたのである

「道具屋」に関しては「炭薪商」や「馬具屋」など様々な言われ方をしますが、大枠で言えば「道具屋」と言えますね。

店の名前は「枡屋」ではなく「近江屋」、古高の事は近江ではなく長府の人となっていて・・あるいは近江出身の古高の店だから「近江屋」と言われていたのかも知れず・・このあたりの口述がまた面白く感じます。

そうと知った新選組は、さてこそござんなれと六月の五日、沖田総司永倉新八原田左之助井上源三郎をはじめ二十余名の隊員がふいに近江屋の表と裏の入り口を襲いいっせいに捕縛せんと、同時に踏みこんだ。
長州志士もさるもの、かねてかくあらんとかくごしていたものとみえ抜け道をもうけておいたので、すわというまにかくれてしまい、とっさのばあいになにか秘密書類を火中に投ずるひまに逃げおくれた古高俊太郎だけを捕らえた。
一同はなおも十分に家探しをしたが、もとよりおるはずがない。
そこで土蔵に封印をほどこして古高をひったてて壬生の屯所へ引き揚げた。

という事で勤王の志士・古高俊太郎は新選組に捕縛されてしまい、壬生の屯所へ連行されて行ったのでした・・。

その屯所というのが「前川邸」。

そして前川邸の蔵で、苛烈な取り調べ・・拷問を受けることになったのです・・!

その蔵というのが正面向こう側に見える土蔵です!

今回の特別公開に合わせて蔵の方の門が開放されていて、こちらから入りました。

さすがに人気の新選組とありまして・・受付をして土蔵に行くと20人くらいですかねえ・・見学の方が熱心に説明員の方の話を聞いていました。

土蔵の二階から吊るした滑車のロープ・・

床板を取り外して二階から地下階まで昇降させるようになっています・・。

一階と二階に分かれて順番に見学をし、説明員の方も熱心にお話されていました。

この催しでは残念ながら写真撮影は禁止。しっかりと目に焼き付けておいてと説明員さんが言ってました・・笑

二階に上がってゆく階段の部分はこのイベント用に?階段が木で補修されていまして・・前回見た状況と異なる部分があったり、土蔵内部にちょっとした説明パネルを設置されたりしていて、ファンを楽しませてくれました(^^)

さて、もう一度幕末に戻りましょう!

近藤隊長はみずから古高を調べたがすでに死を決して上京したほどのかれとてなんにもいわぬ。
打って打って背部がやぶれても眼をつぶって歯を食いしばり気絶しても口をひらかない。
副長の土方歳三もほとほと手にあまし、いろいろ工夫した結果、まず古高の両手をうしろへまわしてしばり梁へさかさまにつるしあげた。
それから足の裏へ五寸釘をプツリととおし百目ろうそくを立てて火をともした。
みるみるろうが流れて熱鉛のようにトロトロのやつが古高の足の裏から脛のあたりへタラタラとはっていく。
このしつこい残忍な苦痛にはさしもの決死の古高もさすがにたえかねたとみえ、小半時ばかりもだえ苦しんだすえようやく口をひらいて同志の秘策をもらした。

これですね・・

有名な古高俊太郎への拷問・・・。

その現場がここ、前川邸の土蔵なのであります・・!

拷問に耐えかねた古高は、御所に火を放ち焼き討ちを実行し、その混乱に乗じて天皇を連れ去る・・という驚愕の計画を漏らします・・・

これにはさすがに・・さしもの近藤勇もこの陰謀には驚いたといいます・・。

そしてこの後、事態は「池田屋事件」へと流れていくワケであります・・!

a-jyanaika.hatenablog.com

2006年当時は私も「燃えよ剣」「竜馬がゆく」しか読んだことのない純然たる幕末ビギナーでしたので・・物語に描かれている事全て史実だとさえ思っていました^^;

それでもこの「池田屋事件」のインパクトは大きく・・震撼するような新選組の拷問に震え・・そしてその現場となった前川邸を外から眺めるだけでしたけれども・・鳥肌モンの興奮を覚えた記憶があります・・!

いつか前川邸の土蔵を見学したいなあ・・!とずっと思い続けて来たのですが・・2020年、そして今回2023年に再び見学する事が出来て嬉しい限りです(^^)

こうした特別展に身近に参加で出来るというシアワセ、めちゃ感じてます!

だって今までだったら・・やれ飛行機のチケットやら宿の手配をして、休暇を取って取れたら行ける・・くらいのチャンスだったのが

思い立ってすぐ行けるんですからね(^^)!めちゃ最高な環境にいますね、今。

スカイ・シーの格安航空券モール

出発3日前まで予約OK!お得な新幹線+宿セットプランは日本旅行♪

新選組関係の催しに行くと必ず若い女性ファンがおられます。

そうとも限らないのが龍馬関係・・^^;この違いは一体、なんなんでしょうか・・?笑

年配の方やおっさんだけでなく・・若い女性を引き付ける新選組の魅力って・・・?

ちょっとアイドルグループに通ずる部分?もあるのかな・・なんて思ったりするうめじろうでした^^;

いや~、しかし楽しかったです~~!!

やっぱり幕末となると・・なんだか身体からふつふつと湧き上がる興奮・・抑えきれません・・!笑

ということで今日は第48回【京の夏の旅】新選組結成160年イベント一般初公開の「旧前川邸の土蔵」見学のレポでした!

お付き合い、ありがとうございました!

燃えよ剣 上 (新潮文庫 しー9-8 新潮文庫) [ 司馬 遼太郎 ]

価格:1,045円
(2023/9/10 10:54時点)
感想(67件)