こんばんわー
「ブッダ巡礼」のお時間がやって参りました!
今回の「ブッダ巡礼」は、聖徳太子といったら滋賀!「近江発 聖徳太子の足跡めぐり」ということで「聖徳太子1400年悠久の近江魅力再発見委員会」が展開するサイトでもご紹介されている【石馬寺】です!
第一回の「市神神社」、第二回の「竜王観音禅寺」に続いて今回は第三回目です!
まずは「石馬寺」の縁起をお寺のHPより参照いたします
今からおよそ1400年前の推古2年(西暦594年)。
推古天皇の摂政であった聖徳太子が「霊地は近江国にある」と占い、駒の蹄に任せて永久に鎮護国家、仏法興隆を祈る道場を求めていました。
そして繖山(きぬがさやま)の麓辺りに来ると、駒は歩みを止めて進まなくなり、傍らの松の樹につないで山に登ったところ、瑞雲(※1)がたなびく風光明媚な風景が広がっていたのです。
聖徳太子は「積年の望みをこの地に得たり」と深く感動して再び山を下ると、松の樹につないだ駒が傍の池に沈んで石と化していました。
この奇瑞に大いに霊気を感じ、直ちに山を『御都繖山(ぎょとさんざん)』と名付け寺を建立し、馬が石となった寺、つまり『石馬寺(いしばじ)』と号されたのです。
その際に記された聖徳太子直筆『石馬寺』三文字の木額(※2)、及び太子が駒をつないだ松の樹は本堂に安置しております。
また、この時に聖徳太子が書かれた額の文字を石碑やパンフレット当のロゴに使わせていただいております。(当HPでは右下部に使われています。)
また、石と化した『石馬』も寺に至る石段下の蓮池に現存しております。霊験として語り継がれる、石馬寺が持つ霊力・霊気をあなたの心や肌で感じて下さい。
なんとな・・!聖徳太子の馬が石になったとな・・!
お寺の門前に、その「石馬の池」という池が現存していました。
その「石になった馬」の姿というのが・・・
こちらです・・^^;
むむう・・・。
ちなみにこちらの松が「太子駒つなぎの松」。
さて、石馬寺本堂へと向かうに、石段を登ってゆくようです・・・。
以前はここに、大門があったそうですが・・今では消失してしまっているのですね・・
「大門址」の石碑が立っていました。
いざ!石馬寺へ!
てゆーか・・・なにここ・・・(゜゜)!
めっちゃ神域感・・半端ないんですけど・・・・(゜゜)
石段が神々しくて・・・
そういう神とか天とか・・そういった事に決して敏感ではない私ですら・・オーラを感じざるを得ません・・!
むむう・・・
ここは私みたいに「ブッダ巡礼」目的じゃなくても・・あるいは寺社巡りがご趣味という訳でなくとも・・・普通にリフレッシュ目的のアクティビティで歩くだけでも素敵な場所に思えてしまいます・・!
いや・・しかし・・雰囲気がちょっと・・
普段私たちが暮らしている次元とは違うような気がしますね・・・
なんか・・明らかに・・ちゃう・・・(;゚Д゚)
これは野面積み?という手法になりましょうか・・・
野面積みにおける「乱積み」??
しかし・・雰囲気ありますねえ・・・・
てゆーか・・・ここのお寺って・・元々お城??なんでしょうか・・・??
お城のことにもてんで無知なワタシですが・・いわゆる山城もいっぱいありますよね・・!
石段が結構続きます・・
夏場の湿気の多かったこの日・・もう汗だくです・・まとわりつくような暑さ・・・( ;´Д`)
分岐点までやってきました・・・
ここから右に更に登ると「石馬寺」。左側には「六所神社」があるそうです・・・
更には相当上まで登ると?雨乞いで有名な「雨宮龍神社」もあるようですが・・・ヘタレな私は上まで行くのはちょっとこわい(しんどい・・)。
それどころじゃない山林の中や山城、藪の中へ分け入って歩かれていらっしゃるふひとべのべ (id:fuhitobeno2110)さんや、かっくん (id:rekikakkun)さんにはリスペクトしかありません・・!
とかく私は虫が怖くて山ん中入って行けません・・・(;'∀')アワワ(←いろいろ虚弱・・)
いわゆる「神仏習合」ということになりましょうか・・。
山の中に祀られる神社の境内に足を踏み入れると・・・めちゃくちゃ張り詰めた空気感を感じます・・
めっちゃここ・・神域感、半端ないです・・・
お堂の脇にはめちゃくちゃ大きな苔むした岩が鎮座し・・何もいわれなくても「神」だと感じます・・!
静寂の中の張り詰めた空気の中で、ただでさえ緊張感でビビり気味なのに・・・
ぶおん
と虫が耳もとをかすめて飛んでくるのが
めっちゃ怖ええええええ・・・・(>_<)!
とにかく虫が・・怖ええええ~~・・・!!
私以外に誰一人・・居ません・・・・。
しんと静まり返った中に、私の頭をかすめる虫の羽音と・・
カサコソと草葉の陰でうごめく虫の音がこそばゆく響きます・・・
それにしても・・・蒸し暑い・・・(-_-;)
さて、いよいよ「石馬寺」に到着いたしました。
拝観料500円をお支払いして、本堂と宝物殿を見学させていただきます!
まずは宝物殿から案内されまして・・
ぬおおっ・・・!!
いきなりど正面に大きな大仏さまが・・・・Σ(゚Д゚)!!
おおおお・・・・!!!(石馬寺パンフより参照)
平安、そして鎌倉時代の重文仏像がズラリ・・・(゜゜)!!ヤッバ・・!
正面のどでかい阿弥陀如来坐像は、お顔にも金がまだ残っていますね・・!
ってか・・「平安時代」とかサラッと言いますけど・・・どんだけよっ・・(゜゜)!
国指定重文だけでも11体?が所蔵されているようですけれども・・その他にも寺宝として「秘仏」十一面千手観世音菩薩立像やら、聖徳太子作と伝わる太子馬上像とか・・本堂と合わせて多くのお宝が安置されておりました・・・!
驚くのは「太子直筆」と伝わる「石馬寺」と書かれた木額・・・。1400年・・マジでこれ・・?と思いますよね^^;少なくとも国立博物館所蔵モノでしょう・・・^^;!
他にも寺宝として、なんと・・かの小野篁作と伝わる「閻魔大王像」や、運慶や快慶作と伝わるブッダなど・・かなり「伝」のインパクトが強い仏像がたくさんあり非常に興味深かったです・・!小野篁は仏師でもあったんか・・・^^;!笑
こちらのブッダ達は皆、まるで生きているかのような感覚がありました・・
特に眼。
阿弥陀如来の目なんか、まるでDNAベイスターズの牧にそっくりで・・^^;めっちゃ見られてる感ビシバシ伝わってきました・・・
さらに「役行者大菩薩腰掛像」なんか、今首とか顔・・動いた・・(゜゜)?と思ってしまうくらいで・・異次元感ヤバかったですね・・・!
こんなすごいお寺や神社なのに・・・
もうひとつ取り上げられ度が低いように感じるのは私だけでしょうか・・・?
京都や奈良だけでなく・・滋賀の歴史・・・むっちゃ凄いですよね・・・ハッキリ言って。
こちらの「石馬寺」はぜひ、近江の観光で訪れていただきたい寺社ですね!
特に歴史好きな方には聖徳太子繋がりも濃厚で、めちゃオススメです(^^)
非常に「神域」ということを肌で感じる「石馬寺」。
ぜひ、機会ありましたら参拝してみることをオススメいたします。
今回もお付き合い、ありがとうございました<(_ _)>
@2023滋賀