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幕末巡りと食べ歩き、時々うめじ論

ほぼ全部国宝【法隆寺】秋の特別拝観で観た救世観音像@奈良2020

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こんばんわー、「大人の修学旅行」のお時間でございます。

正月、さしてやることも無いという方はどうぞお付き合いください(^^)笑

今回のオトシュウは「法隆寺」!言わずと知れた奈良の、日本が誇る大歴史ポイントのひとつでありますが、皆さまも一度は訪れた事がおありだと思います。

私が訪れたのは2020年秋^^;、今に至るまで編集出来ずにおりました・・・。

法隆寺の玄関にあたる「南大門」をくぐっていざ西伽藍へ。この南大門、はい、まず国宝ね。もはや国宝の固まりと言って良い?法隆寺でまずはじめにお目に掛かる国宝じゃないでしょうか、永享10年(1438)に再建されたものだそうです。1438年に、「再建」です・・^^;

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あ、この風景・・・。見覚えあるかも・・・。

30ウン年前の記憶が少しずつ蘇って来た気がします^^;

 

 

 

法隆寺は推古15年(607)年に聖徳太子が創建したといわれています。607年て、いつよ・・?って感じですが^^;最近ではあれでしょう、聖徳太子とは言わなくなっているんですよね、厩戸皇子??

574年に厩戸の前でお生まれになったので、厩戸の皇子と呼ばれているそうですが、593年には推古天皇の摂政になったといいますから、実に19歳・・!江戸時代なんかでも、今の年齢よりも10くらいは老けていた(老成していたと言われますから^^;)そうですから、この時代ならさしずめ、今で言う40歳くらいの仕上がり具合だったということでしょうか・・?まあ、今でも政治家なら40でも「若手」ですからね・・笑

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中門に着きました。はい、もちろん国宝。二つの門をくぐるだけで、早二個の国宝を堪能出来るのであります・・

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ここには金剛力士像が重厚な門と共に左右に立ち法隆寺を護っています

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すごい迫力ですね・・・。

まさに今でも力士がこういう表情をしますよね。

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さあ、いよいよ中に入って参りました。

お、金堂が見えますね。

そして、

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法隆寺と言えば象徴的な五重塔!!

すごい・・・

重厚感ハンパ無いです・・(゜゜)

で、30ウン年前の写真を探してみると・・・

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あった!ありました・・^^;!

おー・・・・変わらんのう~!(当たり前だ!笑)

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しかし・・・すっげー人やのう・・・(゜゜)

修学旅行の団体はもとより、一般の観光客もすげえ混雑ぶりです・・・。さすがバブル時代・・・^^;

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そして伽藍を取り囲む回廊。これも修学旅行時に写真に収めていたんですね(^^)はい、これも国宝ですね。

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これは「エンタシス」でしたっけ・・?ギリシャの神殿の柱のように、中央部分が膨らんでいる造形なんですよね

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飛鳥時代の建築の粋を集めたもの、とのことですが・・・よくもまあ、そんな風に削って作ったものですよね・・・。どんだけの時間と労力が費やされてきたものか・・・。

恐らく、中学生の時もバスガイドさんとかがそんな説明をしてくれていたんでしょうが、当の中坊はまったく覚えておりません・・・^^;

おっさんになった今でこそ、ほへえ~・・・と感心もするというものです・・笑

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さて、当然国宝の五重塔ですが、塔は「ストゥーパ」ともいわれ、釈尊の遺骨を奉安する為の最も重要な建物とされているそうです。

似たものでも「テゥーパ」と言うと、鮭とばの事になります。笑

「とば」は鮭を半身におろして干したもの、アイヌ語の「トゥパ」からきています^^;

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法隆寺が実に1400年に及ぶ世界最古の木造建築ということですが、五重塔も勿論我が国最古の五重塔。高さは約32.5mだそうです。

ちなみに昨年、2021年の4月が、聖徳太子が無くなってから1400年の節目の年だったそうです。

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金堂。もちろん、国宝。

こちらには、ご本尊が安置されているんですよね。

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聖徳太子の為に造られたという「釈迦三尊像」をはじめとする仏像がたくさん安置されていました!

毎回思うのですが、仏像ってなんだか不思議と引き込まれていくような気分になり、なんとも言えない感覚に陥っていく気がするんです・・・。初めて奈良を訪れて以来、すっかりその魅力にハマってしまいました・・・。

有名な釈迦三尊像、中央の釈迦如来像は聖徳太子の等身大に造られているという話です。光背に書かれた銘文には、「尺寸王身」と書かれているそうですね

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大講堂。はい、国宝。

このお堂は、仏教の学問を研鑽したり法要を行う施設ということですが延長3年(925)に落雷で焼失し、正暦元年(990)に再建されたそうです。990年に「再建」です・・・。

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こちらのお堂にも、薬師三尊像などが安置されておりましたけれども、いやあ・・しかし贅沢ですねえ・・。国宝、国宝、また国宝・・。1400年に及ぶ法隆寺の信仰の遺産を、このようにゆっくり体感出来るということは、本当に豊かなことであります・・。

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そして西院伽藍から東へ進むと「大宝蔵院」があります。ここがまたお宝だらけで見応え十分・・!特に上、観音菩薩立像、通称「百済観音」は超有名な仏像ですよね!

我が国の仏教美術を代表する仏像として有名な「百済観音」は、2mを超える大きさ・・!めちゃくちゃ細身で左手に壺をもつその姿は、この世のものとは思えない、ワンダーな存在です・・・。

男性なのか女性なのか分からない、観賞者の見方によってそのどちらにも成り得る百済観音像の崇高さに、なんだか美智子様を連想してしまう私がおりました・・・^^;

これだけでも見学する価値があると思いますが、他にも「夢違観音像」や「玉虫の厨子」など我が国を代表する宝物が多数展示されていて圧巻です・・!

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そして更に東へ歩を進め、東院伽藍へ。

ここにもまた、国宝「夢殿」があります。この夢殿も、修学旅行できっちり見学しておりました!

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ちなみにこの夢殿、明治時代に写真の先覚者の一人、「横山松三郎」が写真に残しており、個人的にはこんなところで函館高龍寺とつながった・・!と一人感動を覚えました・・。

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横山松三郎はエトロフに生まれ箱館に移り住みましたが、松三郎の祖父、初代文六は高田屋嘉兵衛(~金兵衛)に仕えていました。今風に言えば「高田屋グループ」の人の孫です。道民時代から高田屋嘉兵衛にも感心を持っていた私には、非常に興味をそそられるものです。

函館高龍寺前に掲げられている松三郎の写真は、「六本指の人」と一部の人の間では都市伝説にもなっており、ミステリアスな都市伝説的なネタにもなっています。(実際はそうではなく、写真がいかにもそのように見えてしまう、というもの)

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で、この夢殿にはまた、スペシャルな「お宝」が安置されていたのです!

そう、秘仏「救世観音像」!

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秘仏中の秘仏として、開けると障りがあるとして固く閉ざされてきた厨子。その中に安置されていた仏像です。

明治17年アメリカ人美術史家であるアーネスト・フェノロサは、日本の寺院の宝物調査に参加していました。この厨子の中にはとんでもないお宝があるはずだ!と言って、ご開帳を訴えてきましたが、障りがあるとして許可されずにいました。しかし、フェノロサの粘り強い説得により、ついに開けられる日がやってきたのです!

そして、固く閉ざされた厨子を開けてみると・・・

この、「救世観音像」が出現しました・・・!

クスノキの一本作りの救世観音像は、アルカイックスマイルと言われる飛鳥時代の特徴である頬笑みを浮かべ、はやり飛鳥時代の仏像の特徴であるアーモンド型の目をしていました。これは釈迦三尊像の釈迦如来にも通ずる特徴で、私には最近「ひろゆき」に見えて仕方ありません・・^^;笑 卓球の水谷選手や、スケーターの織田信成さんなんかも飛鳥時代系に見えてしまいます・・・笑

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救世観音像もまた、「上宮王等身観世音菩薩」ということで、聖徳太子をモデルにした像だと言われています。

そしてこの救世観音像は、春と秋の特別拝観のご開帳時にしか見学出来ないということで、私が訪れたこの時はたまたまその「秋の特別拝観」の時だったのです・・・!

これまたなんとも言えない、吸い込まれていくようなオーラがありまして・・・これまたどこか昭和天皇を思わせるような雰囲気を感じてしまう私でありました・・・・^^;

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国宝に次ぐ国宝、数々の仏像、そして秘仏中の秘仏像を拝観出来てもう大興奮な法隆寺でした・・・!

最初南大門の前で、シニアの集いみたいなグループがおられて、引率の方の声が聴こえてきたんです

法隆寺は普通に観て回っても5時間は掛かると言われています」

ええっ・・?五時間も・・!?と、その時は内心思っていたのですが、見学を終えて時計を見ると余裕で二時間を超えていました・・・。自分的にはかなりザラッと見学した、という感覚だったので、なるほど、普通に見学したらゆうに5時間は掛かるだろうな・・・と、その時聴こえていた説明が納得出来たのでありました・・・^^;

言わすと知れた歴史スポットですが、おっさんになって改めて見学するに、非常に内容の濃い法隆寺。こんなすごい歴史が堪能出来るとは、なんと贅沢なことでありましょう!

皆さまもぜひ、修学旅行でしか行ったことがないという方は、大人になった今改めて法隆寺を訪れてみてはいかがでしょうか(^^)

今回もお付き合い、ありがとうございました!

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