こんばんわー
久々に「ブッダ巡礼」のお時間でございます!
昨年、奈良博の特別展2022【大安寺のすべて】に行ってめちゃめちゃ感銘を受けたんですが、その時に大安寺にも行かないとな・・・と思っていました・・。
その思いを約一年越しに叶えてきました(^^)
元々奈良時代の大安寺は約26万㎡にも及ぶ寺域の、壮大な寺院だったそうです・・。
現在の大安寺の境内は最盛期の僅か4%ほどのものだそうで・・いかに当時の伽藍が巨大だったかがうかがえます・・。
南門の前は草むらの空き地になっていますが、その奥には当時の西塔・東塔の跡が残っているようで当時の広大な敷地だった事を忍ばせます。
北側も広域に渡って何せ地名が「大安寺」ですから・・その面積がいかに広大であったかというのが解ります・・・。
昨年の特別展【大安寺のすべて】で説明されていた地図がずっと気になっており、今回現地を訪れる事が出来て体感的に納得出来ました!
南門に向かって左側に、無料の参拝者駐車場がありますので、非常にありがたいですね(^^)!
正面に見えるのが本堂です。
ご本尊は「十一面観音」(重文)
本堂の奥、御簾の向こうにいらっしゃいました。
正面からは御簾で見えませんでしたが・・横からチラ見させていただきました^^;
合掌ー。
特別展等で見学出来る特権は、普段はお堂の中深くに、拝見出来たとしても遠くからだったり、正面からだけしか見れないものが、間近に360度見れることだと思います。
そう思うと博物館等に「ご出張」される時は見学する方としてもやはり、「特別」ですね。
この日は私が見学した後に、本堂で法要が行われる時間になり、その間は見学出来ないという事でした。
法要は日々行われているでしょうから、参拝受付でお尋ねすると何時から法要の時間だということを教えてくれます。
境内の至る所にちっこい「達磨さん」がいっぱいいました^^;
この時は宝物殿が増改修中ということで、他のブッダには残念ながらお会いすることは出来ませんでした・・
まあ・・それは昨年の特別展で見学させていただけているので・・今日は仕方なしですね・・。
恐らくその改修期間を利用して、東京に「ご出張」されているのだと思います・・(^^)
トーハクでご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか?
代わりにこの日は「嘶堂」秘仏「馬頭観音立像」(重文)が特別開扉中!との事で、こちらのブッダ様にはお会い出来ました(^^)
腕が6本の憤怒の表情をした馬頭観音様です。
こちらは間近に拝見出来ましたが、お堂の中で見るとまた博物館で見学した感じとは違って思えるのが面白いというか・・。
ブッダがどうこう、というよりは、見る方の内面による見え方の違いということになりましょうか・・。
「嘶堂」の中では、CGにてかつての大安寺の伽藍を復元したという映像を、ゲーム機をいじって見学出来るものがあり、面白く拝見させていただきました(^^)
大安寺は「ガン封じ」のお寺として知られるように、絵馬にはたくさんの願いが込められていました。
度重なる災禍にてその伽藍はほとんど消失してしましましたが、奈良時代の仏像9体が守り継がれ今に伝わっています。
これは本当に凄いことだと思います。
ブッダを守り継いで来た私たちの祖先の尊さが、ブッダのオーラとなって参拝する者の心を照らすのでしょう。
@奈良2023