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新撰組が忘れたであろう煙管入れ@滋賀2019

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先日の報道で、「新撰組の忘れものが新たに発見された!?」という記事を見て、目下地元の滋賀県草津市の話題に興奮しました!8月~「草津市立草津宿街道交流館」で展示される、との事にて、早速見学に行ってきました。

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「忘れ物展」と題されたスポット展示の中に、それはありました。田中七衛門本陣を利用した人々の「失念物」十八点が発見され、その中のひとつに「新撰組様五月九日御泊 壱番間ニ失念物」と紙札に記されたものがあったようです。

慶応元年の大福帳に記された土方歳三、斎藤一、伊東甲子太郎、藤堂平助の文字。江戸への隊士募集への還りに寄った時のものとされており、しかし「本当に宿泊したのか」は不明でありました。それが今回の「失念物」発見により、宿泊利用が裏付けられた、とされています。

実物は木製の煙管入れ、そして布製の袋です。紙札が付けられており、上記記載がされていましたが、しかしこれが誰のものかまでは解りません。忘れ物を記録した人が、「新撰組が使用した壱番間にあった忘れ物です」と書いた訳ですので、上記幹部のものとは限りませんね。ここは私のお得意の「妄想力」。何となくですが、伊東甲子太郎が煙管をくわえてる姿が想像されます。笑 否、しかしいくら古い当時のものだからとは言え、伊東のものにしてはもうひとつ小汚い印象も否めす・・、伊東ならもう少し小奇麗な煙管入れを所有してそうだとのイメージも一方でありますね・・笑

何となく、斎藤一の煙管入れだったとしたら・・・なんだか鳥肌モンですので、そう思いたい・・笑 どこかに左利きの人が使っていた痕跡はないだろうか?と目を凝らして観察してきましたが、もちろんそんなものは解りませんでした・・苦笑

しかし毎回思うことですが、こうした展示が身近に見れるというのは幸せです。

150年以上前の「忘れ物」が、こうして大事に取り置かれ、150年後の我々が「史料」として見ている。考えてみればすごい話ですよね。普通、捨てますよね・・笑

このような部分も日本のアイデンティティのひとつじゃないか、そんな風に思って交流館を辞しました。