草津駅の東口を出ると、「
草津宿本陣」を示す案内がありました
そのまま
東海道をまっすぐに、歩を進めるとすごい建物が見えてきました
ここは
東海道における
草津宿本陣。田中七左衛門本陣は、昭和24年に国の史跡に指定されたそうです。
式台。今風に言えばホテルの車寄せ、と言ったところでしょうか。貴人の駕籠を付け、迎える玄関ですね。
果たしてこの玄関に、どれほどの史上ビッグネームが足を踏み入れたことか!なにせここは
東海道、全国レベルで見れば、すぐ「隣」が京です。後述しますが、とにかくここを訪れた人物がもの凄い!とんでもない「現場」なんです
レッドカーペットが敷かれた屋内を、早速見学いたします!もはや私の興奮は、鳥肌MAXです
展示の状況が、少々明るいですね。当時の雰囲気としては、むしろ前出の「取手宿本陣」の方が臨場感があるかも知れません。
江戸時代の「高級ホテル」の風呂。トイレも展示されていましたが、しかし現代の我々からすると、落ち着きませんね・・。
さて、屋内には「大福帳」なるものも展示されていまして、当時の宿泊者名簿のようなものですね、これがまたすごい!元禄十二年(1699)の
浅野内匠頭と
吉良上野介が九日違いで宿泊している!笑
そして最大のVIPはやはり皇女
和宮でしょう。
文久元年(1861)、
十四代将軍家茂に嫁ぐにあたり、
中山道を下るわけですが、その道中十月二十二日にここ
草津宿で昼食休憩を取ったそうです!先日大阪で
G20サミットがありましたが、それこそ当時の
和宮降嫁における準備やら警備たるや、相当なものだったことでしょう。なにせ日本史の大動脈である
東海道と
中山道どちらにも必ず通る
草津宿ですから、ほぼ歴史上の人物はここを通過しているのではないでしょうか。興奮隠せない私です!ちょっとここは一度や二度の見学では足りませんので、通うことといたしましょう!笑
ちなみに上写真は、当時の絵図で見ると堀だった場所です。今では通になっているという、ブラタモ的面白ポイントですね。