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【司馬遼太郎記念館】をゆく@2012

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大坂空港からリムジンバスにて上本町へ。そこから近鉄奈良線に乗り八戸ノ里駅へ・・、と思っていたが乗車した電車が急行だったらしく、すっぽり通り過ぎ「石切」まで行ってしまった・・。初めて訪れる大坂であり、田舎暮らしの長い私には都会の電車は難しい(苦笑)・・。駅員さんに教えてもらい引き返す電車に乗り込み、準急?普通と乗換てようやっと、目的の駅に到着。ふう・・。
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さっそく、、駅前の交差点に看板には記念館の文字が。その下には菜の花が植えられている。いよいよ、念願だった「司馬遼太郎記念館」を訪れるときがやって来た。俄然、気分も高まる。駅からの道中、先生が好んだという菜の花が植えられていて道案内をしてくれているようだ。やがて数分歩いて住宅街に入ったところに記念館はあった。
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いやあ・・ついに訪れる事が出来た・・。感動である。先生の作品に出逢って以来、すっかり幕末にハマってしまいその後幕末巡りが大きな趣味となってしまった。幕末が趣味となり色々と関連小説等も読んでみるのだが、どうしても司馬先生の作品が面白いのだ。他にはない浪漫に満ち溢れている。魂を熱く突き動かされる。明日へ向かうパワーと言うか勇気と言うか、明日を頑張ってみようと思わせてくれると言うか、うまくは表現出来ないがまるで映画を観ているような、「映像」が脳裏に飛び出してくるように私は感じるのだ。
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先生が執筆されていた書斎。万年筆や色鉛筆、大きなルーペ等が先生の執筆活動を偲ばせる。未完に終わった「街道をゆく~濃尾参州記」の資料等がそのまま保存されているという。先生の執筆風景を想像しながら、しばらくのあいだここで過ごさせていただきました。薄曇りの空が時折その光量を増しては減ずるその姿にすぐそこにある春を感じ、菜の花がより一層彩りを放つようで妙に気持ちの良いひとときでした。
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いつも思うことながら、私は果たして坂本龍馬高田屋嘉兵衛が好きなのか、あるいは司馬小説が好きなのかよく解らなくなる時がある。少なくとも、「入り口」としては間違いなく後者であり、大いに結構な事ではないかと思う。私のような学のない者にも偉大な先人達の世界へ誘ってくれて、まるでその場所にいるかのような錯覚にさせてくれるという事は、私にとってまさに活字という名のタイムマシンなのだ。そして、2009年の暮れ?に報道されていた記念館天井に浮かび上がる「龍馬の染み」。記念館の天井にしっかりと出ていました・・。そう見れば見る程に龍馬その人。う~ん、実に不思議です・・。これだけ有名にしてもらったお礼として、龍馬のサービス?などと思ってしまいましたが・・、プラスαのお楽しみでした。金属製の記念館のしおりを購入したのでこれから愛用したいと思います。