うめじろうのええじゃないか!

日常の 嬉しい 楽しい 幸せを

寺田屋@龍馬をゆく2020

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実に、2006年以来ですね。当時は私も幕末にハマって3~4年くらいでして、私の中の坂本龍馬は「竜馬がゆく」の世界、それだけでした・・。故にある意味純粋に龍馬や幕末を楽しめましたし、当時ここを訪れた感動ったら、そらあもう激熱でしたね!

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竜馬がゆく」が全て史実だと思っていた私は、寝待ちの籐兵衛もお田鶴さまも実在の人物だと思っていましたし、一方で史実要素も境目が見えないように精巧に組み込まれているのに加えて、今では私の「大好物」となったいわゆる「司馬史観」、これが絶妙なマッチングで、読む者を片っ端から虜にしてしまうんですよね・・!当時加えていただいていたネット上での「龍馬世界」では、そうした「竜馬がゆく」の物語(つまりは作り話)から脱して、史実の龍馬を探求していきましょう、的な要素が強かったんですが、私は知識が無かったのに加えて、そういったファンタジーの世界も決して嫌いではないので、物語の竜馬は物語の竜馬でええじゃないか?というスタンスだったのです。そんな自分なりの「龍馬ファン観点」から自然と足が動き始めたのが、「龍馬をゆく」でありました。これまで人生の大半を北海道で暮らしていましたので、年に一度の休暇を取って龍馬ゆかりの場所を旅して歩く、といったアクティビティです。

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お!見えてきましたねー!

私が「龍馬をゆく」を始めたのが2005年2月からでした。まずは龍馬の故郷から、と思い高知を訪れたのが始まりです。翌年の2006年2月、次は京都か長崎か?と考えていましたが、京都にしたんですね。龍馬大活躍の京の都をいぐぜよ!と、興奮隠しきれなかった思い出が蘇ります!

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着きました!んん~・・・まったく変わってないですね!この角度です、これと同じ光景を14年前に見た思い出がデジャブります!

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伏見「寺田屋」。

ここも当初、江戸時代そのままのものだと思い込んでいました・・。そういう意味でも感動が大きかったんでしょうが、とにかく物語の中で主役的位置となっている場所のひとつですので、自分の中で膨らんだイメージが眼前にあるわけですから、大興奮でしたね!ここじゃ、ここじゃ!わしは船の見える部屋がええんじゃ!と、二階から龍馬が顔を出しているような錯覚に陥りました

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こうした写真を撮る構図も、気が付けば当時と同じアングルで撮っていました・・。その人なりのクセがあるんでしょうね・・・笑

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宿の右手には「坂本龍馬先生遭難の跡」の碑が。寺田屋と言えば、龍馬や幕末を扱った作品には必ず登場する場所ですが、私としてはどちらかと言うと「寺田屋事件」とは薩摩の内ゲバ事件のことを言いたい、というこだわりがあるんです

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その碑の反対側には「薩藩九烈士殉難の跡」と刻まれています。「薩摩の内ゲバ」とはこちらのことですが、薩長同盟締結の直後に龍馬が幕吏に急襲されたのも事件ですが、薩摩の内ゲバ事件の方が当時の情勢において影響大だったと思うので、私の中のこだわりとしては、「寺田屋事件」→薩摩内ゲバ事件、「寺田屋騒動」→龍馬・慎三捕縛騒ぎ、と区別しています

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さて、それではお楽しみの内部を久々に見学いたしましょう

寺田屋 坂本龍馬」の表札なんか、まさしく私のような龍馬ファンをワクワクさせてくれる演出です!

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ちなみに、2020年1月現在の料金の記録です

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こんにちわ、おじゃまします

おお・・この感じ・・。懐かしいです

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当時は感動によって胸一杯になってまして・・、あまりよく見学出来なかったように思います・・笑

今回は隣県から電車で数十分で来てますので、リラックスしてゆっくり見学できますね!

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現「寺田屋」は一種の「テーマパーク」ですので、龍馬・幕末ファンの方には存分に楽しんでいただけます!「ええっ・・!?」ということも多々ありますが、そこはスルーしてください。無論、私はディズニーやユニバなんかよりよっぽど興奮しますけどね!笑

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あ、ちなみに、私のHN「うめじろう」は、この「梅」から戴いておるんですよ。

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部屋から見える外の様子は、少し様変わりしたでしょうか?当時は建物か壁があったような・・・。

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これまた、前回と同じアングルで写真を撮ってしまいました・・苦笑

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龍馬先生の掛け軸も、お変わりありませんねぇ~!いや~、14年前の気持ちが蘇ってくるようです!

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部屋には刀痕はありーの、

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「弾痕」まであります!笑

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先ほどファンタジー好きだと申し上げましたが、幕末や歴史を存分に楽しむ為には、いかに「妄想力」を磨くかにかかっている!というのが持論です。笑

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古写真にはやはり、リアルな説得力がありますね!地図と同様、古写真も見てるとずうっと、時間を忘れてみ続けてしまします・・・。

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綺麗に整備されていて、龍馬・幕末ファンにはありがたいですね。

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さて、慶応二年(1866)一月の「寺田屋騒動」にて、これまた有名なシーンが再現されております。入浴中、龍馬を捕縛せんとする幕吏が寺田屋を包囲している事に気付いたおりょうが、素っ裸のまま龍馬に急を知らせるというシーンです。

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「裸のお龍さんで有名なお風呂です」と、実にご親切です!笑

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薩長同盟締結の大仕事を終え、二階で祝杯を上げる龍馬と三吉慎蔵。深夜、おりょうが風呂に入っていると、外の様子に異変を感じ、そっと戸を開けてみると・・。びっしりと幕吏が宿を包囲していました・・!

ヤバい・・!!

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おりょうは素っ裸のまま風呂から出て、階段を駆け上がります・・!!

龍馬!幕吏っ・・!!

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と、駆け上がったとされる階段が、再現されています。笑

う~ん・・!これはファンにはたまらないテーマパーク感!否、パラレルワールドということにいたしましょう!その方がより興奮します!笑

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・・!?バッ、と唐紙を取り払い、

「なんの理由あって薩州の士に無礼をはたらくか」

「松平肥後守様上意である!神妙にせよ」

三吉君、やるぞ

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ぐわぁん

と一発、銃をぶちかます龍馬

一気に乱闘が始まった

応戦する槍の名手、三吉慎蔵。敵の撃ち込みを短銃で受け止めた龍馬は、右手に重傷を負う。この後、一瞬の隙をついて逃げ出し、近くの木場へ紛れ込むことになります。

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おりょう、そして三吉慎蔵は伏見の薩摩藩邸に走って急を告げ、材木小屋から助け出された龍馬は薩摩に匿われました。左手の親指が落ちそうなくらいの重傷を負った龍馬は、薩摩藩邸でしばらく療養をし、物語ではここで献身的な看護をしたおりょうとの結婚を決意するに至るのですね。それから、療養を兼ねた新婚旅行、「日本人初の新婚旅行」と呼ばれる薩摩旅にゆくのです。

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そんな、龍馬とおりょうの馴れ初めの発端になっている?とのことか?「お龍さん恋の通路の裏梯子」の記載が。笑

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いやー・・・、またまた妄想に入り込んでしまいました・・笑

外へ出ると、まさにアトラクションから出て来て現実世界に戻ったような気分。

「世の人は 我をなんとも言わば言え

我がなすことは 我のみぞ知る」

私の好きな龍馬のセリフです

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庭には顕彰碑がいくつか建立されております

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ここの龍馬像、これまた私の好みなんですよね

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寺田屋を見つめ、何を想うや龍馬さん

いや~、実に楽しめました!やはり「近所」からだと心おきなくゆっくり楽しめますねー!14年前には、まさか2020年には滋賀に住み再びここを訪れるなんて、考えも及びませんでした・・。

以来ずっと龍馬、そして幕末を巡っているうちに、今度は自然と史実というか、その史実すら通り越した隠された裏側の世界にすら行ってしまったような昨今の私ですが、依然としてファンタジーが好きなのは変わりませんので、贅沢にもその双方をどちらも楽しんでしまいたいと思っちょります!

うめじろうの幕末熱は、まだまだ続きます

 

 

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