2021年、東寺を訪れた際に同時に拝観した「観智院」の記録です。
こちらは東寺の北門になりますでしょうか。
観智院は東寺の塔頭のひとつで、真言宗の勧学院、言わば大学の研究室のような所になるそうです。
東寺のサイトによりますと、北大門から北総門までの参道は「櫛笥小路」といい、平安時代以来そのままの道幅で残っている京都市内ただひとつの小路だそうです!
カンタンに言いますけど・・・すごい話ですよね・・。
平安時代が・・・残っている・・・。
もちろん、仏像や建築物もしかりですが・・、「道幅」というのも非常に時空を越えた浪漫を感じます・・!この道幅という空間感覚を、平安時代の人も同じく共有していると考えると・・鳥肌立ちませんか・・・?笑
その「櫛笥小路」の東側に建つのが「観智院」です。
こちらには、かの宮本武蔵筆の「鷲の図」と「竹林の図」残っていて、拝観者の興味の的になっています。
そして「五大虚空蔵菩薩」ですね!
私の愛読ブログのひとつ、suzukasjp's diaryさんでもご紹介されていました↓
院内は撮影禁止ですが、お庭はOKということです。
枯山水のお庭も、どこへ行ってもすごいですね・・・
さて、本尊の重要文化財「五大虚空蔵菩薩」。これまた圧巻です・・・!
いずれも蓮の花の上に鎮座し(私にはハイナップルの頭の部分をカットしたものに見える・・笑)、獅子、象、馬、孔雀、そして迦楼羅という鳥獣に鎮座していました・・。
(参照↓パンフレットより)
これまた不思議な像ですよね・・・・。
虚空蔵とは無尽蔵、広大無辺の知恵を無尽に蔵していることをいうそうです。
五大虚空蔵は、その知恵を五つに表したもので息災増益の祈願の為の本尊となっているそうです。
そして「愛染明王像」。
愛の明王は、愛欲貧染をそのまま浄菩提心にまで昇華させる煩悩即菩提の本尊とのこと。
縁結び・開運・子宝の本尊として多くの信仰を集めているそうです。
このあたりのお庭を渡る廊下が、どことなく「建仁さん」を連想してしまいました・・・。
入口の木の枝ぶりが素晴らしく、花が咲いている時にはさぞや拝観者の目を楽しませることでしょう
以上、ようやく2021年春のアーカイブすることが出来ました・・・。
本日もお付き合い、ありがとうございました
@京都2021