うめじろうのええじゃないか!

幕末巡りと食べ歩き、時々うめじ論

比叡山「横川」@滋賀2021

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滋賀に移住した2019年、ブラタモリの放送を観た直後に早速後追いで訪れた比叡山。仏教とか、そうした宗教的なものはまったく無知な私ですが、そこでお山の不思議な魅力にすっかり魅了されてしまいました・・。その時は、根本中堂のある東塔しか見学しなかったのですが、2020年の暮れに西塔、そして元三大師堂のある横川に再訪いたしました。今回は、その横川の記録です。

横川の「横川中堂」。このアングルは、横川を訪れた観光客が、10人いたら10人が記念撮影をするポイントでしょうね・・笑

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と、いうことで少し奥に回り込んでのもう一枚。笑
朱塗りの「舞台造り」が非常に印象的ですね

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元々、848年に根本観音堂として創建されたそうですが(歴史がハンパ無い・・)、例の信長の焼き討ちや、雷火等で焼失し、現在のお堂は昭和46年再建とのことですので、比較的新しいのですね・・・。

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お堂の中を見学すると、これまた何とも言えない空間が存在します・・・。ちょうど僧侶がお経をあげていたのですが、その「ビョンビョンビョンビョン」といったような独特な「音」に、これまた心を奪われてしまう感覚に陥り、かなりの時間そこに居座ってしまいました・・。

どこへ行っても同様ですが、こうしたお堂の中というのは本当に寒いですね・・・。じっとしていられないくらい寒くて、特に足先など冷え切ってきます・・。そんな中で修行をされる僧侶の方は、さすがに凄いなぁ・・と思います・・。

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本尊には聖観音菩薩がまつられ、薄暗い内陣で鈍い光を放っているような気がいたしました・・。滋賀の寺社はどこへ行ってもハンパ無いですね・・・。

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横川中堂を訪れたのは実は2020年の暮れ。迷いに迷った末、年末年始に帰省することを決断した私は、実家に届けようと、「角大師」の護符を求めに来たのです

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そして今回、横川を再訪した訳は、もはや自分ではどうする事も出来なくなった自身の迷いを元三大師様にお尋ねすべく、「おみくじ」をお願いする為にやって来たのです

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元三大師については、このブログでも幾度かご説明させていただきましたので、今回は繰り返しませんが、とにかく霊力が凄い高僧であったと言われています

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元三大師堂の脇の門?にも、角大師の護符が貼られていました

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元三大師堂に着きました。昨年2020年暮れ以来ですが、僅か三カ月後に再び訪れることになろうとは・・、その時には思いもしませんでした・・・。

さて、ここはご周知の通り「おみくじ発祥の地」でもあります。
おみくじと言うと、多くの方が100円払って引くやつをイメージするかと思いますが、こちらの「おみくじ」はまったく異なります。いわゆる、単なる「運だめし」のおみくじでは無いのです。
事前に予約し、元三大師堂に行き、ご住職と「面談」をします。何を悩み、元三大師様に何をお尋ねしたいのか、しっかりと時間をとっていただいて、「相談」するのです。
それが済んで初めて、ご住職に祈祷していただき「おみくじ」を引いてもらうのです。「ブラタモリ」の放送でもやっていたので、ご存知の方も多いかも知れませんね。私もそれを観て初めて知りました。

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一般的に「おみくじ」と言えば、あるいは観光やレジャーの一環としてのお楽しみ的な要素もあろうかと思いますが、こちらの「おみくじ」は非常に真剣なものですので、覚悟を持ってお願いにあがりました。

何をお尋ねしたかは、恐縮ながら言及は致しませんが、面談の最後にご住職に聞かれました

「どちらの答えが出るかはわかりませんよ。それでも、大丈夫ですか?」

そうです、ここで自身、ハッとしました・・。もしかすると自分は・・、実は自分としての答えは深層心理の中では既に決まっていて、ただ勇気が無いが故に恐れているだけ、怖くて自分で決断が出来ないから他に頼ろう、背中を押してもらいたいだけなのではないか、と・・・。
つまり、それとは逆の答えが出た場合は、逆に自分がふさぎ込まれてしまって、今以上にどうすることも出来なくなってしまうのではないか・・、八方塞がりになってしまうのではないか・・という不安が一瞬、心に飛来し、えも言われぬ恐怖を感じました・・・。
一瞬・・、沈黙・・・

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「お願いします」

わかりました・・。では・・
と、面談の部屋からお堂へ移動し、いよいよ祈祷がはじまります。

ご住職の祈祷に心を載せる如く、かつ無になろう無になろうと手を合わせ、頭を垂れました。目の前で祈祷をするご住職の所作を見たい、という思いもありましたが、なにか見てはいけないような気がして、怖くて終始目をつむっておりました・・。

ガラ、ガラ、ガラ、ガラ・・・
ガラ、ガラ、ガラ、ガラ・・・

おみくじの筒を振る音でしょうか、けっこう大そうな音がして、

はい、出ました。どうぞお部屋へ

と再び、先ほどの面談の部屋へ移動します

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導き出されたおみくじの結果は、私の心を大きく後押ししてくれるものでありました。そこに書かれている内容は、素人には難解極まりないものですが、ご住職が一つずつ丁寧に、書物を紐解いて解説してくださいました。そこには良きも悪しきも戒めが示唆されているようでした。だからと言って必ずしも心願成就するものでも無く、失敗もありましょう、しかし、その先にあるものに向かってゆくことは大いに結構なこと。

非常にありがたい時間でありました。悩みを聞いてくださるだけでも有り難いのに、思っていたよりも全然多くの時間を私の為に費やしてくださって、本当に嬉しく有り難いものでした。心から、御礼申し上げます<(_ _)>

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「ラッキーでしたね」

おみくじの予約は、そうそう自分の都合よく取れるものでも無いそうで、帰り際に受け付けの方にそう言われました。それこそ全国各地から、この為にわざわざここを訪れるのでしょう。確かに、今回私は地元滋賀に住まわしていただけてる賜物でありましょう。大変、有り難かったです。本当にありがとうございました。

以上が、比叡山・横川でのおみくじ体験の記録でした。お大師様のご教授をありがたく静かに心にしまい、自己を戒めながらご縁を大切にし、勇気を持って地道に焦らず進んで行こうと決心いたしました。大変貴重な経験をさせていただきました、ありがとうございました!