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湖南三山「長寿寺」@滋賀2021

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先日ご紹介した「湖南三山」の二つ目、「長寿寺」です
訪れたのは先月(3月)でしたが、人っ子ひとりおりません・・苦笑 門も閉まっており、「参拝希望の方は向かいの十王寺まで」との張り紙がありました・・。
お向かいのお寺さんも、天台寺院のようですが・・、どういうことなんでしょう・・?両方のお寺を管理されているのでしょうかね・・??
恐る恐る訪ねてみると・・、中からお寺の方がみえて長寿寺の入口を開けてくださいました。参拝料をお払いして中に入るも、まったく人がおりません・・^^;

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門からまっすぐ、参道をゆくと正面に見えてきました。国宝の本堂です!
本堂の内部は正堂(内陣)礼堂(外陣)との別れた構造になっており、堂内に二つの建物は入り込んだような構造は、国内に数例しかないらしく、大変貴重なものだそうです。本堂には、たくさんの仏像が祀られていました・・。

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内陣正面にある「春日厨子」もまた国宝で、秘仏ご本尊「子安地蔵菩薩」、「観世音菩薩」、「毘沙門天」が安置されているそうで、ご開帳はなんと五十年に一度だそうです・・!「人生100年時代」となった今日でも、一生に二度拝める人はまずいない、ということですね・・^^;!

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そしてお堂に並ぶ重要文化財の数々・・・。阿弥陀如来座像、釈迦如来座像、丈六阿弥陀如来座像、聖観音菩薩立像等々、息を飲む空間がそこにはありました・・・。圧巻です・・(゜゜)
本堂向かって右手に上ったお堂には、巨大な大仏様もあり、迫力満点です・・!

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また、本堂左後ろには元々三重塔があったらしいのですが、天正三年頃に織田信長によって、安土城内の菩提寺に移築されてしまったのだそうです・・。
これも毎回思うのですが、移築と簡単に言いますけど、重機のひとつもない当時に、一体どうやってこんな特別な建築物を動かしたのでしょうか・・。まったく想像も出来ません・・^^;

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それにしても、お堂の中って、めちゃくちゃ寒くないですか・・??国宝の中で、数々の重要文化財を前にして心が震えてしまう為か・・、とにかく足先が芯から冷えてしまう感覚で、もっと見学していたいのに長居出来ない感じになるんですよね・・^^;
仏像の表情というのは、本当に不思議です。微笑んでいるように見えたり、怒っているようにも見えたり、呆れているようにも見えたり・・、つまりは見る者の心を映しているのかも知れないのですが、とっても不思議に思いますね~・・・(゜゜)~

次回は「三つ目」、「常楽寺」を巡ります。
今日もお付き合い、ありがとうございました。

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