茨城県にやってきました。幕末ファンにとって
茨城県と言えば「
水戸藩」ですね。幕末ファンになった当初、
徳川御三家の
水戸藩と幕末維新の関係性をまったく関知しておらず、いわゆる
薩長と相対する側としか思っていませんでした・・・。しかし、私にとって今最も勉強していきたいポイントであり、これからじっくり読み込んでいきたいと思っています。
さて、
茨城県は
大洗町にある「
大洗町幕末と明治の博物館」にやってきました。ここはかの
土佐藩士、
田中光顕が創立し自ら収集した幕末史料を展示している、という幕末ファンにとっては興奮史料館のひとつです。元々は
昭和4年に「常陽
明治記念館」として創立されたものがその後変遷し、平成22年に
大洗町に移管され町営になったそうです。
館玄関前にはその「
田中光顕像」がそびえます。
土佐藩士の
田中光顕はご存知、
武市瑞山の
土佐勤王党に属し、脱藩後は長州の
高杉晋作にひっつき高杉死後は
中岡慎太郎の陸援隊にて幕末の風雲の中を生きました。維新後は要職を歴任するワケですが、皇室系を「担当」するなどちょっと興味深い点が多々ある人物です・・・。
入館料大人700円。入ってすぐの映像コーナーでちょっとした映像が楽しめます。そして館内歩を進めると・・・。等身大とされる大きな「
明治天皇銅像」が部屋の中央に展開されており、その背後には
神武天皇の
肖像画が・・・。奥の展示室には幕末の志士たちの書や画が展示されていて、思わず息をのみました。
山岡鉄舟、
徳川慶喜、
西郷隆盛、
清河八郎等々、例によってかなりの時間見入ってしまいました・・。
土佐の
田中光顕はなぜここにこの施設を創立したのか。何故水戸なのか・・。このあたり、まだまだ学習していく必要がありそうです・・。幕末にハマって約12年・・・、益々興味が深まってなかなか出られそうにありません・・。