鶴ヶ城をまっすぐに見る
甲賀町通りに
そこにひとつの幕末史における重要な場所を示す看板がありました。「
会津戊辰戦争終結の地」の副題に「泣血氈の誓い」と書かれています。
明治元年9月22日、
鶴ヶ城に降伏の白旗が掲げられ
会津降伏式がここ
甲賀町通りの路上で執り行われたそうです。この時路上に緋毛氈が敷かれ、
天皇家に忠誠を尽くして来た
会津が逆賊の汚名をきせられ、
松平容保公が丸腰で調印させられました。
会津藩士たちはこの日の無念を忘れぬ為にその場に敷かれた緋毛氈を小片に切り刻み懐中にしまい持ち帰ったと伝えられています。そしてその毛氈は「泣血氈」と呼ばれ
会津人の心の奥深くに刻まれているということです。