慶応2年(1866)、伏見
寺田屋で幕吏に襲われ負傷した龍馬は、3月に
おりょうとともに鹿児島に入ります。その直前に
おりょうを正式な妻とした龍馬。薩摩にかくまわれた龍馬らははからずも「新婚旅行」となりました。
鹿児島城下では
小松帯刀や
吉井幸輔の屋敷に滞在しました。その後、龍馬らは湯治に出掛けます。日当山、塩浸などの温泉を巡るのですが、ここには「龍馬ハ
ネムーンロード」という案内板がしっかり設置されていました。
「蔭見の滝(
犬飼の滝)、その滝の布は五十間も落ちて中程には少しもさはりなし。実にこの世の外かとも思はれ候程、めづらしきところなり」とその手紙で感嘆しています。
本来はこの滝の下の方へ降りた方がより迫力を感じられたのでしょうが、昨年の「長州巡り」でガタガタになったという若干の反省もあり、この日は下まで降りるのはやめておきました・・。