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「グラバー園」@龍馬をゆく2007

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イギリス貿易商、トーマス・ブレイク・グラバー。文久2年(1863)に建てられたグラバー邸は長崎の代表的な観光地のひとつとなっています。
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我が国最古の木造洋館として、国の重要文化財に指定されています。いかにもな雰囲気が充満しています。
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最近では「フリーメイソン」の側面から話題になる事の多い「グラバ殿」、話題が尽きません。純粋に龍馬・幕末的観点で巡りました(笑)
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「朝敵」として苦境に追いやられる長州藩薩摩藩名義で小銃を購入した際、龍馬の社中が便宜をはかったことが有名ですが、グラバーはこれに協力したことでも知られます。
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長崎に出張した長州藩井上聞多伊藤俊輔。2人を引き連れて英国商人グラバーに引き合わせ、ユニオン号や小銃の買い付けに大きく貢献するのが龍馬と土佐で「ご近所」の上杉宋次郎(近藤長次郎)ですね。
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実家が饅頭屋の為「まんじゅう屋長次郎」と呼ばれていた上杉は、交渉に大いに才能を発揮します。結果長州藩の武器購入に大きく貢献した長次郎は、長州の殿様にも喜ばれ、毛利敬親に拝謁するという異例の大手柄をあげます。
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さらなる向学心学心に燃える長次郎は、英国留学を企てます。鎖国下の当時の日本においては、「密航」です。先の武器購入の長次郎への手柄の褒美として、井上聞多はこの件を「経費はすべて長州藩で払う」とグラバーに頼み込み了承されます。
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社中の誰にもその事は漏らさず、「その日」を待つ長次郎。しかし、この後長次郎の運命は暗転してしまうのです。そんな事をぼんやり考えながらグラバー邸から長崎の港を見渡してみました。
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幕末の志士たちが密かに集った、と言われる秘密の屋根裏部屋があるそうですが、この時はそこまで見聞することは出来ませんでした。
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グラバー邸に設置された龍馬のパネル。観光スポットとしても有名な場所ですので、よく雑誌等にも取り上げられています。一般的にはここで龍馬の横に立って記念撮影をするのが定番ですね。
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船中八策」を模した展示。わざと破けたようにしてあって、「龍馬旅」の気分を盛り上げてくれました。グラバー園、純粋に素敵な景観(洋館)なので、こういう雰囲気のある場所はライトアップされた夜に訪れなければいかないな、と思いました。次回の課題、楽しみにしておこうと思います。


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