「忍者説」「隠密説」も絶えません。諸説あり!ですね(笑)
そもそもがあの時代、全国各地を自由自在に歩き回れること自体が「特殊」であり、そういう意味では歴史的有名人の大半は「隠密である」、と私は思うのです。ひるがえって言えば、その時代の一般人(特に女性)は、自分が生まれた村から一歩も外界に出ることもなく一生を終えた、という人も多かったと思いますし、当時の時代背景は現代の私たちからしたら、まったく考えもつかないものだったと思います。「諸国漫遊の俳人」などと聞けば、どことなくゆったりとした文化人、という印象を覚えますが、その実情はそんなのんびりとしたものでは無かったと思いますね。「黄門さま」のイメージに代表されるように、その実情のギャップが大きい人ほど、後世の我々への「ぼかし」が強くかけられているような気がします。