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「有備館」@龍馬をゆく2010

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萩藩校「明倫館」を見学させていただき、その中庭の様相に何だか懐かしさを感じつつ、他国修行者宿となっていた武術道場「有備館」へ。
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文久2年(1862)1月14日、武市の使者として萩城下に久坂玄瑞を訪ねた龍馬は、「剣技を見せてやってもらいたい」と久坂に請われ、翌日有備館を訪れます。
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久坂の日記によると、「坂本生、わら束を斬る」とあり、龍馬が据え物斬りをやってみせようです。その際、長州の若手が龍馬に稽古をつけてもらう為、15,6の少年が龍馬にやあ!と撃ち込むと、見事に面に入り、一同ぼう然・・・。
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「あははは、負けた負けた。わしの負けじゃ。」「・・・・・。」
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「いやいや、拙者が弱いから負けたのじゃ。ずん、とこたえた」。
物語で久坂はそういう龍馬を見て、「こいつぁただのねずみじゃない」と思うんですね。江戸の3大道場の千葉の塾頭もつとめた龍馬。これが龍馬の真骨頂というか、魅了されてやまない「龍馬らしさ」なんですね。そんなエピソードを妄想しながら有備館を有意義に見学させていただきました。


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