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「出雲弥生の森博物館」@出雲2020

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西谷墳墓群史跡公園を見学してから、隣接する「出雲弥生の森博物館」へ向かいました(2020年2月の記事です)

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館内にはたくさんの小学生?が学習に来ていまして、学芸員の方にでしょうか、引率の先生と共に説明を受けていました。子供たちのワクワク感がこちらにも伝わってくるようで、楽しそうで私も一緒に講義を受けたかったです。笑

さて、早速館内の展示を見学させていただきます

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おおお~・・!先ほど見てきた四隅突出出雲墳丘墓の大きな模型です!とても精巧に作られていて、圧倒されますね~

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祭祀の様子などが再現されています。この他にも古墳の埋葬状態を再現した模型等もあって、非常に見応えがあります。ここにいらした学芸員さん?にいろいろ質問させていただいて、恥ずかしながら私はここで初めて、古墳に埋葬された人骨は溶けて無くなっていることを知りました・・。骨って、残るものだとばかり思っていたのです・・。

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「今日はどちらから?」と聞かれ、滋賀からです、と答えると、ああ、それなら日本最大の銅鐸ですね!って言われまして・・。えっ・・なんですか?それ・・!?という無知な私・・。滋賀県野洲市で日本最大の銅鐸が出土しているそうで、これまた初めて知りました・・。きっと野洲市のお子さんたちは、授業で習うんでしょうね・・笑

(もちろん、滋賀に帰ってからすぐに見学に行きました)

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いや、もう、館内私以外一般客は誰もいないもんですから・・、そういうこともあって学芸員さんもいろいろ教えてくださいましてね、もう楽しくて、自分でも思っていた以上に時間を費やして長居してしまいました・・スミマセン・・。

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そして、今回私が最も目を奪われたのが、コレです!ブルーに煌めく勾玉です!

これ、左がレプリカで右がモノホンなんです。ちょうどこの時、上野の東京国立博物館で「出雲と大和展」が開催されておりまして、ひとつは東京に「出張中」だったんですね。近年に作られた(であろう)レプリカより、ウン千年前の本物の方が断然美しい!ほんと、めちゃくちゃ綺麗じゃないですか?もう、魂吸い込まれますよね・・・。ざっと2000年とかの時空を超えて、今、自分の眼の前で煌めいているのです。想像を絶します・・。勾玉というのは、日本独自の装身具だというではありませんか、見れば見る程不思議で幻想的ですね・・。私は6年程函館市民だったのですが、この勾玉を見ると「巴」を連想してしまいます。いや、しかし美しいですね・・。数千年前の人と同じ輝きを目にしていると思うと、鳥肌が立ってきます・・・。

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ところでこちらの博物館、入館料無料なんですよ・・!これだけの施設なのに、無料ってのがすごいですね・・。たしかに国立博物館の方も気になりますけど、都会には物凄い史料が揃うのが凄いですが、人が多過ぎて、こうして長々と一人で独占して眺めていられないですからね・・。やはり「現地」で見聞きして感じれる喜び、しかもじっくりと心行くまで楽しめる事は、代え難い幸せです。

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順路の最後に、いかにも考古学的な場所がありまして・・、うわー・・、こういうの、ちょっと憧れちゃいますね・・笑 この他にも一階では、発掘物の何やら作業をしている研究室なんかもありまして、その様子がガラス越しに見れたんです、これは面白いというか、興味をそそられましたねー。

いやー、楽しかったです!正直、出雲大社の所に隣接の「島根県立古代出雲歴史博物館」が閉鎖中でガッカリしていまして、こちらには失礼ながらあまり期待していなかったのですが、失礼!大変、見応えがあり堪能させていただきました!

お世話になりました学芸員さま、大変ありがとうございました。

 

 

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