こちらのお寺には、幕末ファンの方々にはご周知、長崎で勝海舟の世話をしたおクマ(梶クマ)のお墓があります。
毎回のことではありますが、故人のお墓を探すというのは本当に難しいです・・。今回は誰ひとりいない墓地で(墓マイラー時はいつもそうですが・・苦笑)墓地の斜面を上下左右にさんざ歩きまわり・・、ようやく辿り着きました。「梶クマ」墓。
おクマさんは筑後町の米穀商の娘さんで、嫁ぎ先の夫を無くし実家に戻っていたそうで、そんな折クマ22歳、海舟33歳の時に出会いました。二人の間に梅太郎という子をもうけましたが、その後クマは26歳という若さで早世してしまいました・・。勝はその死をひどく嘆いたと言われています。
そんな勝とおクマの物語に心を馳せていると、隣接する福済寺の「長崎観音様」の向こうの空に光の筋が走ったように思えて、なんとも言えない不思議な感覚でした。
最後にヒントとなれば、お墓から見える長崎観音の見え方を載せておきたいと思います。真心あるファンの方の史跡巡りの一助となれば幸いです。合掌ー。