ご周知、河田小龍はジョン万次郎から漂流話、アメリカの話を聞き取り「漂巽紀略」をまとめました。小龍の話を聞きに来た龍馬。私が思うに、小龍の「絵」によって感覚的に優れている龍馬はより本質的な理解を深め大きく啓発されたのではないでしょうか。
門下には「まんじゅうや」近藤長次郎や長岡謙吉、新宮馬之助らがいたといい龍馬との関係も深いですね。江戸留学時に「黒船ショック」があり、当然気になっていたところにアメリカの話を聞ける人物が近所にいることを知り、その興味に駆り立てられる格好で話を聞きに行ったのでしょう。時代的に「攘夷」を翳していなければならなかったのでしょうが、当時の若者も内心は西洋の文化や政体に対する強烈な興味があったんだと思うのです、極めて純粋に。
とかく現代の土佐には龍馬がいっぱいいます。