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「龍馬愛用の木刀」@龍馬をゆく2016

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2016年の「龍馬をゆく」では、「坂本龍馬愛用の木刀が奉納されている」という高知県護国神社を訪れました
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期間限定の特別拝観期間ということで事前予約をして伺いました。社務所に案内されて部屋に入ると、白い布に覆われた物体がテーブルに置かれており、ほどなく宮司さんが入っていらっしゃいました。
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「こちらが、坂本龍馬命愛用の木刀です。」「贈正四位 坂本龍馬命愛用の木刀」と記された木箱を開けると一振りの木刀が表れました。
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木刀には「贈正四位坂本龍馬君之遺品」と記されていました。神社の説明によると、明治27年以降に大島岬神社(高知県護国神社の旧社名)に社宝として奉納されたとされています。明治30年12月における同社大祭記の奉納者名には、板垣退助・谷千城・岩崎弥之助・大石圓・片岡謙吉他243名の氏名があり数々の刀剣類が奉納されているそうで、龍馬の木刀も恐らくこの頃奉納されたものではないか、といわれているそうです。
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木刀は非常に長く、134cm、重さ780g白樫製。束の円周が17cm、刃先の先端直径が約4cmで反りの無い長直な木刀です。下に置いてある一般的な木刀と比較すればその違いは一目瞭然です。まずぱっと見て、長い・・・!というのが率直な感想でした。
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お言葉に甘えて構えさせていただきましたが、重い・・・。こんなに長くて思い刀をどうやって使ったんだろう・・というのが率直な感想です・・。そして木刀を握る左手の下端部には微妙な「凹み」を感じ、どうやら実際に強く握っていたであろうグリップ部が凹んでいるようでした。これは実際に手に取らせていただかないとわからない事で、非常に有り難かったです。
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突きの練習をしていたのでしょうか、刃先の傷が著しいように見受けられます
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束の部分。ちょうど左手で握った場合の小指、薬指、中指あたりが凹んでいました。
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写真ではあまりよく分からないかも知れませんが刀の刃の逆側に多くの傷が見受けられました。これは何を意味しているのでしょうか?私は刀の事はよく知りませんが、いわゆる「みねうち」をすると却って刀を傷める(曲がって)しまう?という話も聞きます。しかし私たちが良く知る龍馬は剣術の達人でありながら人を斬らないことで有名です。もしかして、土佐の修行時代から「人を斬らない剣術の練習」をしていたのでしょうか?俄然、興味深いですね。
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龍馬の遺品のその多くは、維新後にご子孫が北海道に持って行った後に火事で焼失してしまったものが多く誠に残念極まりないのですが、この土佐に残る遺品ということは若かりし頃の龍馬が脱藩前に使っていたもの、ということでしょうか。日根野道場で修行していた若年期のものなのか、あるいは脱藩前あたりのものなのか、興味が尽きませんが、この木刀の形状が「長刀兵法」の達人が使うものでもあるそうで、その観点から見れば、二度目の千葉道場留学で「北辰一刀流長刀兵法目録」を受けた後脱藩するまで、と推察されます。
今回土佐を訪れた最大の目的がこの木刀を見学させていただくことで、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。大変御親切にしてくださった宮司さんに感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
余談ですが龍馬ファンで有名な某IT会社社長さんや、漫才の師匠もここを訪れ、この木刀を手に取り感激のあまり涙を流す方もいたそうです。
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