うめじろうのええじゃないか!

幕末巡りと食べ歩き、時々うめじ論

「怒りの龍馬」にリアルな龍馬像を見る@龍馬をゆく2013

イメージ 1
「いろは丸展示館」にある龍馬の人形です。桝屋の二階の龍馬、を再現しているそうですが、希望の船を沈没させられてしまった怒りが溢れるようです。龍馬としてはおそらくその先に「蝦夷地開拓」の夢、も描いていたのではないでしょうか。
紀州藩としては、やつらは所詮、浪人結社。土佐藩そのものではない。たいしたことはないだろうから適当にあしらっておけ、といったところではなかったでしょうか。今に例えれば国家公務員VS創設直後の民間ベンチャー?といった格好でしょうか・・?
とりあえず船が沈み無一文の龍馬らに対し金一封、25.6両を渡す紀州藩。「とりあえず一万両出せ」とする龍馬らに対し、「では、一万両立て替えてやる。で、いつ返却する?」という態度の紀州藩。人の船を沈めておきながら、紀州藩は盗賊か!と龍馬は怒りをあらわにします。
イメージ 2
ここに、身分制度が特に厳しかった土佐の上下関係という背景が滲み出てくるように思えます。はるかに立場の高い者が立場無き者を踏みにじる。そういった土佐に流れる上士の所業に、大藩紀州が重なったのではないでしょうか。私はいつもこの「いろは丸」の事件に纏わる一連の龍馬の動きに「鬼の龍馬」を見るような気がします。
物語やテレビ等では、「いい人」的に描かれる事が多い龍馬ですが、決してそんなに甘いものではなかったと・・思うのです(苦笑)
最終的に紀州藩から七万両もの賠償金を「ぶん取る」ところにも、私はある意味リアルな龍馬を見る気がするのです。談判では武器を積載していた、とする龍馬ですが、沈没したいろは丸の調査では今のところそれを裏付ける遺物は出て来ていないそうです。