2016-03-30 【武市瑞山殉節之地】@龍馬をゆく2016 龍馬をゆく~高知 #日本史 吉田東洋暗殺地から高知名物の尾長鳥の案内に導かれ、「武市瑞山殉節之地」へむかいます やって来ました。四国銀行の前に設置された碑。11年前を思い出します・・。 「武市瑞山殉節之地碑」。以下、「竜馬がゆく」に委ねます。 切腹の場は南会所大広庭。その北カドに、板が敷かれ、板の上にムシロがのべられている。あたりはカガリ火が焚かれ、昼のようにあかるかった。「よいか。わしがよしというまでやるな」と武市半平太は短刀をとり、腹をくつろげ、しばらく気魄の充実してくるのを待ったが、やがて左腹の下部にずばりと突き立てた。 声は立てない。きりきりとそれを右へ一文字にまわしいったん刀をひきぬくや、こんどは右腹に突き立て、 やっ やっ やっ と三呼叫び、みごと三文字に掻き切ってつぶせた。 年三十七。 (竜馬がゆく文庫四巻「惨風」P268)