怪力、豪傑なイメージの
原田左之助ですが、この人もその最期がいまひとつ判然としないミステリアスな面を持つ方です。
芹沢鴨暗殺や
池田屋、
禁門の変に
三条大橋制札事件、
御陵衛士襲撃など
新撰組における数々の大事件にことごとく関わるいわば主役で、胆力の据わった槍の名手です。その原田が後期に住んでいたであろう場所(資料紛失につき場所不明・・)。
原田左之助というと腹に
切腹の跡が残り「俺の腹は金物の味を知っているんだぜ」と見せつけていた、という話が印象的ですが、
坂本龍馬暗殺の容疑者としても登場します。それだけ
新撰組の中でも中心的な人物の一人だったわけですね。
甲州勝沼の戦闘後近藤と袂を分かち、その後
彰義隊に参加しますが、上野の戦争の際の傷がもとで神保山城守邸で死んだとされています。しかし実は生き残っていて、中国に渡り
馬賊の
頭目になった、という伝説もあり、その最期がミステリーです。