「薩摩」といえば
示現流、ということで、「
示現流兵法所」を見学に訪れました。
室内の道場はまるで相撲部屋を連想する様相で、厳かな雰囲気を感じます。
その道場には垂直に木が立てられていて、これを撃ち込むのですね。
示現流と聞くと防御のカタチが無く兎に角撃ち込みありきで、実用性重視の剣術のスタイル、という点で天然理心流と似ているという私の勝手なイメージがあります。
「薩摩者と勝負する時は初太刀を外せ」と、かの
近藤勇に言わしめた?とも言われる
示現流は、ひたすら左右袈裟斬りに叩きのめすと言われ・・・
左右深くえぐられた木がそのすさまじさを物語っているようでした・・。薬丸流に属す、といわれる
中村半次郎、
田中新兵衛、有村次左衛門、と思わず息をのむ名前がズラリ・・・。
掲示されたポスターにも「一ノ太刀ヲ疑ハズ 二ノ太刀ハ負ケ」とありました・・。そういえば、薩摩者で唯一の
新撰組隊士「冨山弥兵衛」も
示現流だそうで、「人斬り」に「猿ヶ辻」、そして「
桜田門外」と、私の幕末妄想モードは一気に駆け上がりました・・・!