「
東海道品川宿」いいですねー、この響き・・。歴史と道、これもまた非常に興味深いテーマのひとつです。
こうした道幅の狭さに当時の街道を妄想させられ、否、妄想出来るか否かが楽しめるか否かでもあるように思えます
その
品川宿の、とあるビルの一角に、なにやら石碑が建てられています
ここは「建場茶屋」のひとつであったようで、
東海道をゆく旅人たちがここで休憩したり宿泊したりしたものだそうです。幕末の頃には幕府関係者が宿泊に利用していたといわれ、
永井尚志らも宿泊していたようです
そして慶応3年10月、
新撰組の
土方歳三が隊士募集の際にここを利用したとされ、「誠」とだんだらの模様の入った石碑が建てられていました。しかしそれから僅か数ヵ月後、
鳥羽伏見の戦いに敗れ江戸に逃れた際にもまた、ここを利用したと言われており、
新撰組の光と影が超短期間に凝縮された縮図のひとつような気がします。それにしても碑が擦り切れて、よく見えなくなってしまっていますね・・・。