「立ち入り禁止区域」の墓地敷地は結構な面積とみえて、荘厳な鳥居や墓石が並んでいます。残念ながら幕末の超ビッグネームの方々の墓前に合掌することは出来ないのですが、龍馬との関係も深い人物も多いので、ことさら残念ですね・・。
ちょうど先日、また新たな龍馬の書簡が見つかったというニュースがありましたが、私も興味深く見聞きしました。その新発見の手紙の宛て先が、まさにこの墓地に眠る中根雪江宛てということでした。その文中で、やはりこの墓地に眠る福井藩主松平春嶽公の京都入りを「千万の兵を得たる心中」とし、さらに同じくこの墓地に眠る由利公正(三岡八郎)の京都入りが一日送れれば新国家の財政成立も一日送れる、と謹慎中の三岡を早く世に出すよう催促する内容だったようです。そういう意味でも手紙の報道を見た瞬間、この海晏寺を連想してしまいました。