うめじろうのええじゃないか!

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ハロウィンの馬鹿騒ぎに見る平成版「ええじゃないか」

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ここ数年?ハロウィンで仮装した群衆が騒ぐ、という報道が目立ってきたように感じます。以前からあったのか、報道された、されていなかった、だけの事なのか?真相はよくわかりませんがハロウインという商売がより拡大してきていることだけは事実でしょう。
さて、当ブログ「うめじろうのええじゃないか!」ですが賢明な?閲覧者の方は、というか幕末ファンの方はおわかりだと思うのですが、幕末に流行った「ええじゃないか」を題名にいただいています。「ええじゃないか」は慶応3年頃、民衆が仮装するなどして囃子拍子を連呼して踊り騒ぐ騒動で、その時代背景の不安から半ば自暴自棄的な民衆運動として見られる節もあるようです。慶応3年と言えば幕末ファンにはまずもってどでかい年、明治天皇践祚大政奉還、王政復古令、小御所会議、龍馬ファンにとっては龍馬が暗殺された年でもあり、幕末のクライマックス的年ですから、この先自分たちは一体どうなってしまうのだろう・・・?という不安も半端なく、ええじゃないか騒ぎに繋がってゆくのも解るような気がするのです。
そんな「ええじゃないか」は世直しを訴える民衆運動とも解釈されており、昨今のこのハロウインの馬鹿騒ぎ報道を目にするに、私には平成版「ええじゃないか」を見る気分です。
人間、多かれ少なかれ誰にも「変身願望」があると見え、幼児が戦隊もののお面をかぶれば急に強くなり、えい!やあ!と攻撃してくるのよろしく、若者たちが中心?とは言え、いい大人が「変身」して練り歩く様に表れているようです。冷やかな眼でその報道を見ている自分も、いざその騒動の渦中に身を置いたならば、日常の鬱憤を晴らすべく誰より大騒ぎしてしまうかも知れません。
現、平成日本はまさに幕末の様相を呈している、とも言えそうですが、幕末の「ええじゃないか」は維新を目論むものたちが国内を混乱させる為に引き起こしたのでは?という見方もあるといい、なるほどどうして民衆から眼をそらせたい懸案事項も山積なる昨今、善良なる民衆は仮装して馬鹿騒ぎしていた方が「異常なし」ということなのでしょうか。