太宰府天満宮の参道にある「
松屋」。旧
薩摩藩定宿として幕末、
西郷隆盛もここを利用したそうです。
安政五年、
安政の大獄の嫌疑に触れ西郷と共に西下した
月照もここ、
松屋に数日宿泊したそうです。幕吏による詮議追求も厳しくなり、人目を避けるため味噌部屋にかくまったと言われています。
月照はそうしたお礼に歌を贈ったそうです。「言の葉の花をあるじに旅ねする この松かげは千代もわすれじ」
その後
月照は西郷と共に
錦江湾に入水し亡くなった、とされています。さて、その真相はいかに・・・