2003年だったかな

それまでまったくと言っていい程興味の欠片もなかった歴史、とか、昔の日本、とか、そんな私が劇場に連れていかれて無理やり見せられた映画がコレ。
浅田次郎原作「
壬生義士伝」。映画館で睡眠時間にしよう、などと考えていた私の中で、遠く無意識の心の中の「なにか」がパチン

とショートしたのを今でも変わらず覚えています。
壬生寺で隊士の首がすっ飛んだ瞬間に

無論、
新撰組すら知らなかった私ですが、映画館を出る時には眼が真っ赤

それまで自分の中にある得体の知れない「何か」が、初めて薄ぼんやりとその形状を浮き彫りにしたかのような面持ちになったものでした。いわゆる、サムライらしからぬサムライを描いた作品というのも、当時の私には理解し易かったのかも知れません。映画館からの帰路、心の声はずっと「しんず~!かいちろ~!」がリフレインされていました

マニアの方々の中では、テレビドラマ版が正統の節があるようですが、コレを見てこの道?に入ってしまった私には、どーしても

映画版の「おもさげながんす~」が好きなんです