うめじろうのええじゃないか!

幕末巡りと食べ歩き、時々うめじ論

原生に隠された羅臼湖

寒い・・。知床峠の外気温計は7℃。
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つい先日まで異常な残暑だったはずが月曜あたりから急に涼しくなっている。っつーかシリエトクの朝は寒い・・遅い夏休みをもらって6年ぶりに知床へやって来た。毎度の事ながらこの原生の息吹を感じるだけで心が躍る。しかしながら今朝はあいにくの雨模様羅臼の町はポッツラポツラだったけど、峠に来たらシトシトヒタヒタ結構降っている。多分使わないだろう、と思いつつ持って来た厚手のフリースを着込んでも全然ちょうどよい。持ってきてよかった~
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早速、現地のガイドさんと共に入山。さんの居住区域にド素人&スーパービビリーの私一人で入るなんぞ出来る訳がない片道約3kmとは言え原生林の中をゆく感動はひとしお・・。本州であれば相当な高所にあるはずの樹木が密生しているところにその自然環境の厳しさが伺える。
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羅臼湖に至るまで5つの沼を通ってゆく。1の沼と2の沼は正確には本物の沼ではなく「水たまり」だそうで、この1の沼などは乾燥した日が続くと干上がってしまうこともあるという。しかし、この自然の息吹と景観は見事だ静けさ、というものが羅臼湖トレッキングのひとつの魅力ではないだろうか。
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ちょうど今、老朽化して朽ちつつある木道の修復工事の最中のようで、その為今後ややルートが変わるみたい。2の沼を右手に覗きつつ、大きく左側へ迂回する新ルートへ。ずっと木道がある訳ではなく所々である。そのほかやや登りあり、下りあり、トレッキングとは言え着るもの等、軽登山の準備が必要だ。
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こういったぬかるみも多く羅臼湖トレッキングには長靴が必須。原生を壊さない為にぬかるみを避けて歩く事は出来ないのだ。結構深いぬかるみや、ぬかるみの中に木の根があるので足を取られないように慎重に歩く。写真は鹿のものらしき足跡。
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晴れていれば羅臼岳が望める3の沼に出た。残念ながらガスってて見えない・・。しかし、雨模様は雨模様でそういう原風景が見られるのもまた良い。草葉に輝いた雨滴なんかまるで宝石のように逆光に映え美しい
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自然が創り出す雪渓も見事なまでに美しい。ここは雪が最も遅くまで残る場所だそうだが、雪が残る6月頃もまた魅力的だ。この後、4の沼寸前で右手の藪がガサッ!と大きくうごめき一瞬緊張が走る・・・息を殺して注意深く周囲の様子を伺うも再び静寂が周囲を支配する。明らかに大型の動物、姿は見えない、臭いもしない。結局、暫く立ち止り様子を確認してから再び歩き始めたが、この4の沼付近は最も出るポイントのひとつらしく、よくよく注意を図った方が良さそうだ。帰路では同じ場所の藪に入る前に拍手&声を上げて我々の存在をアピールしつつ、暫くしてから歩き始めた。ちなみに、今回お世話になったガイドさんはあえて鈴は持たない、との事で私も車中に置いて来た。理由は絶えず鈴の音が鳴り響いていると逆に周囲の音が聞こえなくなってしまい、状況の把握に支障が出てしまう為だそうだ。なるほど、常に大自然の「声」にアンテナを張り巡らして行動する、う~む、カッコイイ・・。
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さあ、そしていよいよ目的地の羅臼湖に到着神秘のベールに包まれた「隠された湖」羅臼湖。発見そのものが数十年前の話だということで、厳しい原生林に隠されて来たんですね、んん~・・・感動・・・。
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知床半島最大の湖ということで、画面に納まりきらん・・・。というか実は私、普段なら結構写真を熱心に撮る方なんですけど、この時は内心興奮してまして・・とにかく感動のままその景色を心に焼き付けようと、ずうっと見渡し続けていたんですね・・いや、もう、この大原生の中を歩いただけでも感動モノだったもんですから、クールに深く感動しておりました。お世話になりましたガイドさん、ありがとうございましたおかげ様でめちゃめちゃ楽しかったです何が一番美しいかって、ガイドさん達の自然に対する愛情、心遣いです私の身の回りにはいない、そういう方達とひとときの時間を共有できたこと、感謝しております。また行きたいです