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箱館という歴史

司馬遼太郎街道をゆく」~北海道の諸道における函館の項に登場する今東光氏が気に掛かっていたこともあり、函館市文学館に行って来た。私には場違いなところかと恐る恐る足を運んだものの、意外と楽しめた。作家と音楽家とは何か共通な深部があるのではないか、と思ったりする。詩というのか短歌と呼ぶのか、私にはよくわからないものの、そんな学の無い私にも強烈な印象を与えられるものもあり人間へのたゆまぬ興味の追及みたいなものを思わされる。「愛用のギター」などと展示があるに、なおさらそう思う。函館にゆかりの作家のプロフィールだけ見てても面白い。改めて、箱館という歴史の凄さみたいなものを感じた瞬間だった。お世辞にも元気だとは言い難い現状の函館を思うと、過去の深さというか大きさが埋もれているような気がしてやるせない気分になるのは私だけだろうか?
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