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特別展【観心寺と金剛寺】~真言密教と南朝の遺産~@京都国立博物館2022

こんばんわー

今回の京博の特別展は「観心寺金剛寺」~真言密教南朝の遺産~です!

ここのところすっかり仏像にハマってしまった私ですが^^;今回も国宝の仏像をはじめとするお宝ザクザクの展示に、心躍らせての拝観です(^^)

大阪南部の河内長野市は、京から高野山に至る街道の合流地点として栄え、観心寺金剛寺という真言密教の古寺がありこの地域の信仰文化の中心を担ってきました。

観心寺においては役小角開創として伝わるという事で、先日参拝した「室生寺」と同じですね。近畿に住んで以来、あちこちの寺社を巡ってきましたが、少しづつですがちょっとした繋がりが自分の中に形成されてきたり、そうした部分に自身で気が付くとまた、非常に嬉しく更に面白みが増幅してしまいますね・・!

 

 

 

真言密教の聖地高野山南北朝の動乱期にはこの二つのお寺は南朝の拠点となり、さらには南河内郡千早赤坂村出身といわれる楠木正成観心寺で学んだと言われているそうです!南朝楠木正成までが登場しちゃうって、まさに幕末にも繋がる歴史もあって私的には興奮留まらず・・笑

めちゃめちゃ楽しいですね~!(私だけ・・?笑)

俄然、この二つのお寺にも参拝してみたくなるところですがね・・・。

両寺には楠木家ゆかりの鎧がたくさん残されていたそうですが、「腹巻き」と呼ばれる鎧がめちゃめちゃたくさん展示されておりました・・!

私の大好きな「タイムスクープハンター」なんかを見てるとよく登場人物が身に付けている印象がありますが、「腹巻き」という鎧は元々は身分の低い武士のものだったそうですね。その動き易さから、リーダー達も使うようになったとか。

これ、腰の部分がスカート状になっているのもあって、なんだか現代の女性のキャミソール?みたいだな・・と思いました^^;

楠木正成の書状とか、幕末ファンとしても「おおっ・・」と思う展示もあって興味が尽きません・・!

中でも印象的だったのが金剛寺所蔵の国宝「附黒漆宝剣拵」という両方に刃がある剣です!柄の部分は三鈷杵のカタチをしていて、こんなの見た事ありません・・!プレートには「国宝中の国宝と呼べる」と書かれていて、それもあってめちゃめちゃ印象に残りました!

そしてやっぱり、私的には最高に興奮するのは仏像ですねー^^;!

今回も多くの国宝・重文の仏像が展示されおりました!

観心寺蔵の「金銅観音菩薩立像」なんてのは、めちゃめちゃ細いボトルのような曲線で、最近のお土産で醤油やドレッシング等を入れたオサレな瓶みたいなカタチをしているんですよ^^;これって、古い話で恐縮ですが・・昔の漫画であった「聖闘士星矢」を連想してしまう姿でした・・!もしかして、あの漫画ってこういう仏像からコスチュームのヒントを得てる?なんて思ってしまい、先日の新薬師寺の「十二神将」なんかもよく漫画に登場しがちなキャラだよな・・なんていう印象を持ってしまうものでした・・。

やっぱ圧巻なのは1Fの間接照明に照らされ演出された「仏像ブース」ですよね^^;!あれ、マジでたまらん・・・笑

今回も観心寺金剛寺のお宝な仏像がズラリ並んでおられましたが、ひとつ不思議に思ったのは頭部が螺髪じゃなく、今で言えば「おだんご」?の仏様が多かったことですね・・。アレはどういう関係なんでしょう・・この辺りはまた今後勉強していきたいポイントかもです。

で、京博の展示の魅せ方もあるのかも知れませんが・・・闇に浮かぶように座している仏様をぼわっと眺めているとですね・・やっぱなんていうか・・・「宇宙」なんですよね・・感じるものが・・・。

宇宙のまっ黒な闇の中から黄金に煌めいて降臨するお姿、仏像はまさにそうした様子を表現しているのでしょうが、暗闇にスポットライトを当てた照明に浮き上がる仏さまはまさにそれ。ライトなんか無かった当時には、逆に見ることの出来ないブッダのお姿を私たちは目にしているとも言えましょう。

もうずっと眺めていられるくらい・・圧巻・・・。

時にはじーっとその場に留まって、あるいは何度もぐるぐる繰り返し観賞しているもんですから、これまた毎回感じる事ですが、職員の方の監視の目が厳しい・・・^^;!いやいや・・別にアヤシイ者じゃありませんて・・!笑

今回の特別展はF2F1だけだったのですが、F3ではこんなのまでやってくれてましてね^^;もうたまらん・・!笑

九州は熊本と宮崎の古墳文化なんて、もうこれだけでもめちゃお腹一杯状態・・笑

期間は今週末9/11(日)までですので、ご興味ある方にはぜひ、オススメいたします(^^)!

ちなみに、JAF会員証で100円割引になりました~!

あ~・・楽しかった~!

雨に煙る京都タワー(^。^)