【一乗谷朝倉氏遺跡】
今回福井を観光しまして、恐竜も東尋坊も永平寺もとても面白かったのですが、やはり私的には「一乗谷」ですね!
何がすごいって、戦国の城下町が城郭から町民の町割りまでまるごと残っている!というところですよね・・!そんなの聞いた事ない!!
「萩まちじゅう博物館」というキャッチフレーズにて、江戸時代の町割りがそのまま今に残る史跡として、幕末巡りで萩を訪れた時にもびっくらこいたんですが^^;ここは戦国!しかも城郭から城下町までがまるごと残っているなんて、とんでもないですよね・・!まさにタイムマシン!!それを聞いただけで興奮フルMAXというものです・・!
いつもご覧いただいている方はご存知の通り、私は歴史好きと言っても「幕末専門」の為、戦国にはまったくの無知^^;
本来は滋賀に在住していようものなら、戦国好きにはたまらない環境なんですが・・残念ながら学習がまったく追い付きません・・^^;幕末だけでも探訪したい部分が山積しているのに、更には古代史まで興味が派生してしまいまして・・・更には仏像・・^^;!「司馬遼太郎をゆく」と、全然時間が無いんです・・!笑
本当はもっと、城郭の事とかも勉強したいんですが・・・まったくダメですね・・・^^;
世にはいわゆる「お城マニア」の方とかたくさんいらっしゃいますけれども、私の興味の本質は人の内面と言いましょうか、もちろん、お城やモノにも興味はありますけれども、特に戦国の山城なんかですと難解過ぎて素人にはより難しく感じてしまうのであります・・^^;
そういう意味ではいつもお邪魔させていただいて、勉強させていただいている「歴史ぶらり一人旅」の「かっくん」さんや
「ムカシノコト、ホリコムヨ。」の「ふひとべのべ」さんとか、正直私には難解過ぎて理解が及ばない部分も多いのですが^^;いつもすごいなあ・・・と思いながら拝見させていただいております!
何が凄いって、歴史の知識もさることながら、山城とか平気で歩いちゃうところです・・!山城と言っても、一般的には単なる山や藪じゃないですか^^;いうたら、誰もそんな所に分け入っていかない、みたいな・・・。
私は虫とかが絶対ムリ!なんで・・^^;ちょっと藪になってたりするとすぐに引き返しますからね・・・・苦笑
「城ガールの登城日記」の「なな」さんなんかも、結構な山を登城しちゃうアクティブさで、すごいなあ・・と感心する思いなのですが^^;私も過去、新撰組巡りで「二股口古戦場」の入口までは行ったんですが・・どうしても怖くて(熊とか戦えんし・・^^;)中に分け入っては行けなかったですもんね・・・^^;
ですから皆さん、山に分け入って歩かれるのはほんと、凄いと思って毎回拝見させていただいております・・!
さて、話に戻りまして・・・
一条谷!なんと400年もその史跡がこの地に埋もれていたと言うではありませんか・・!言わば400年間この地に「保管」され、1967年から発掘調査がされたという・・・なんともワンダーなランドなワケであります!
県道と並行して流れる川で隔てられた東側の一帯は、朝倉氏の館跡地ということで、山頂のお城の麓に位置します。
ってか、この川、下に流れる本流?に加えて、上の方にももう一本水が流れていますね・・。これはなんだろう・・いわゆる「水道」なんでしょうか・・・?
県道に沿って流れる川が天然の掘を成しているのか、更には館跡の周囲には人工的に掘られたと見られる掘りが巡らされております。
着きました!
旅行誌等にもよく出ている、「唐門」。
雰囲気がありますねえ・・・
私の勝手なイメージですが、戦国期というと草原みたいな平地にこうした城郭というか、柵で囲まれた場所があり、昼夜を問わず常に周囲の状況の見張りがいる、というイメージです^^;
不審と見るやすぐさま矢や鉄砲の弾が飛んでくる、というイメージもあって・・戦国ってとっても痛苦しいイメージが強いんですよね・・・^^;怖くてビビリな私なんかでは、戦国時代に落とされたら3日と生きていられない、という気がいたします・・・^^;
掘に架けられた橋を渡り館内に入ります。
おおー・・・・(゜゜)
5代当主朝倉義景が済んだ館の跡だそうです。
主殿、会所、台所、厩、蔵などが整然と配置されていた様子が示されていました。
ここには「日本最古の花壇」も発見されているようで・・・凄いですね・・・、戦国と花壇とはイメージが結びつかないですが、歴史を見ていて毎回感じる事のひとつに、今とはまったく違う世界がありながら、一方では今の私たちとなんら変わらぬ人としての営み、であります。
この後ろの山側に「湯殿跡庭園」があると思いますが、山の麓の部分にもこうした庭園の跡が見られます!
これ、整備したら今でもめっちゃ優美な庭園じゃね?と驚愕する思いですが・・・
そうした考えを持つ人も多いのか、整備に向けたなにやら地盤の実験?も行われているようでした・・・。「のるな」と書いてなければ自然に乗っちゃう感じの不思議な実験構造物?です・・笑
北門からの眺め。館内をぐるりと歩いてみると、その広大さを実感します!
私の他に一人、いかにも戦国マニアっぽいおっさんが、カメラ片手にあらゆる角度を狙って、めっちゃ熱心に写真撮ってました・・笑
この雰囲気・・・・
函館の方は解る方おられると思うのですが・・「松前藩戸切地陣屋跡」とデジャブりませんか・・・^^;?
「一乗谷朝倉氏遺跡」の文化財としての価値の高さは、国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)に表されています。これは全国でも6例しかないとのこと。
付近には「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館」がありますが、この時は秋のリニューアルオープンに向けて休館中ということで、残念ながらそこは見学出来ませんでした。
そして今回、最も楽しみにしていた一乗谷朝倉氏遺跡の「復元町並」。
これはもう、すっかり魔法が解けちゃったおっさんにとっては、ネズミーランド等よりも遥かに心躍るもの・・!笑
330円の入場料をお支払いして、いざ入場!
おおおお・・・・・!!!
すげえ~~(゜゜)!!まさにタイムスクープハンターの世界!笑
そうそう、ブラタモリでも見ましたねー!こんな感じだったんだ(^^)
タイムトリップ感がたまりません♡
町屋の内部の再現されています
ちょっと私は・・・こういう昔の家屋って・・基本的にちょっと怖いです・・・^^;
これも毎回思う事ですが、日本のトラディショナルな家屋の「暗さ」というのも特徴的なものだと思っていまして、昼間でも日本家屋の内部って、真っ暗ですよね・・・。
そうした「暗さ」の中で生活を営んで来た我々の祖先ですが、こうした暮らしぶりが与える人間への心的影響なんかも少なからずあるような気がして、そうした観点から歴史を紐解いているようなお話もあったら聞いてみたいものですね(^^)
この屋根を石で抑えてる感じ・・・歴史的ですよねえ・・!
苔むして、草木が生えちゃったくらいにして・・・。これが全体と覆うと、「ラコリーナ近江八幡」のトトロみたいな世界感になる??笑
てか、めっちゃ計画的に区分けされているんですね・・・!
ぴっしりと、線を引いたような町割りじゃないですか
地面はどうなんでしょう?これはコンクリ打ってあるんでしょうか、当時は雨降ったら泥水ビシャバシャの砂利?かなんかですよね・・・??
町屋もあれば、武家の屋敷?も混在していたのでしょうか・・・?ガイドさんと歩いていた人たちがいましたが、私もいろいろ質問してみたい事が山ほどあります^^;
私はガイドさん泣かせなところがありましてね・・聖護院門跡なんかでは、私の質問と感心が次から次へと留まるところを知らないもんで^^;係の方も疲弊したのか「あとはご自由に・・ごゆっくりどうそ・・」と去っていったという・・・^^;
まあご案内係の方もいわゆる専門家では無いでしょうから・・あまり込み行った質問を重ねられてもそら迷惑ですよね・・^^;どーも、すびばせん・・!
いやー、しかし面白いですねー(^^)ほんと、過去の日本にタイムスリップしたみたい!
昔の日本をタイムトラベルしてみたいと!常々思いますが、その半面、物語でよくあるような、その世界から帰れなくなってしまう事もあると思うと・・めっちゃ怖くなってしまいます・・・(←とかくビビリ・・笑)
しかし改めて、こうした史跡で当時の暮らしぶりが解るというのは、非常に貴重なものですよね!
朝倉氏の城下町がまるごと埋もれていたなんて・・すごっ・・!!
前述したように、戦国にはまったく無知な私ですが・・・織田信長に焼き打ちされたんですよね、一乗谷まるごと・・・。
これら石垣は当時そのまま掘り起こされたそうですが・・・この石垣の赤い感じって・・・
その時の焼け跡じゃね・・・(゜゜)??
そんな所を感じながら見て回ってると、毎度の事ながらいくら時間があっても足りませんね・・^^;
復元町並みの奥にはちょっとした休憩スペースがあり、一乗谷遺跡を紹介するビデオが流されていました(^^)非常に解り易かったです!
上皇様がいらっしゃっているご様子もパネルに展示されていましたが、眞子様のご公務のご様子もパネルになっておりました。
いやー・・しかし、非常に面白かったですね!こりゃあ、戦国マニアの方にはたまらんでしょう!笑
ここでもさっき朝倉氏館内跡で熱心に写真撮ってたおっさんがいて・・・あっち行ってもこっち行ってもずっと一緒だとさすがに鬱陶しく感じちゃいますね^^;笑
ここはぜひ、戦国マニアの方に訪れていただいて、そのご高説を賜りたいものですね(^^)
今回も、たくさんの画像を見ていただきました。
歴史関係だと、ついつい興奮しちゃって長くなっちゃいます・・・^^;
今回もここまでお付き合い、ありがとうございましたー!
@福井2022
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