永福寺の裏手側に広がっている丹中山、小高坂山に眠る幕末の多くの人々。その山に2000年頃から本格的に開発が始まったといいます。
2006年、歴史写真家・前田秀徳氏の「龍馬、原点消ゆ。」という本が刊行され私も購読しました。
前田秀徳氏はこの土佐の歴史が眠る墓山が開発の波で消されていくことを惜しみ、単身開発中の墓山に乗り込み墓石の収集や保存、発掘調査と記録を長年に渡り続けたのです。その「努力」が竣工記とされたプレートに触れられていました。
その話を思い出しながら、私がようやく辿り着いた歴史公園として整備された「坂本家墓」。
この日は私以外誰ひとりいない歴史公園墓地。いかにもこれぞ幕末巡りという感じです