

弘道館が出来た時に仁考天皇から下賜された鉢植えの桜をここに植えたことに因んで、昭和に入ってから再び宮内庁から苗をいただきここに植えたという「左近桜」が玄関にありました。時期になると花を付けるのでしょう。
私が訪れたのはちょうど梅雨時期で、雨に濡れた雰囲気が厳格さを表しているように感じました。
これはかわいらしい注意書きですね。そういえば、昔は古い家や木造校舎の学校などで度々「とげ」が刺さって痛い思いをしました。指に刺さったとげを「とげぬき」で親に抜いてもらった思い出が蘇ります。今ではこうしたことも無くなっているのではないでしょうか。
「弘道館」と言えばこれですね、「尊攘」の掛け軸。
安政3年(1856)に斉昭の命により書かれた掛け軸だそうです。筆は水戸藩藩医で能書家の松延年だそうです。「ソンノージョーイ」という言葉の響きは現代の「ジハード」と似たものがあるのではないか?と私には思えてしまいます。