「龍馬をゆく」を始めた頃の北海道編を振り返ってみましょう。私が幕末、龍馬ファンになり始めて2~3年の頃、北海道にも龍馬ゆかりの地があるんだ!?と興奮して向かったのが「
浦臼郷土資料館」です。
龍馬の長姉千鶴の次男、坂本直寛は
自由民権運動家で後に
キリスト教の牧師になる方ですね。
明治30年に訓子府(クンネップ)原野に農業を開き、翌31年に家族を連れて
石狩国樺戸郡月形村
浦臼に移住しました。坂本直寛は龍馬の兄権平の家を継いだ人です。
また、千鶴の長
男坂本直(
高松太郎)の妻留と、その次男直衛が直の死後、直寛を頼って
浦臼に移住し
大正4年まで住んでいました。
カンタンに言うと「龍馬のお姉さんの家族がいっぱい住んでいた」ということですね(笑)。ややこしい話になると「
風雲児たち」的感性が重要になります(笑)
「
浦臼郷土資料館」は道内では常識?の夏季限定施設のようです。札幌から275を北上すると左側に位置します。郵便局の手前の少しカーブする所の左側、
浦臼小学校の脇、と言った方が早いですね(苦笑)。
館内には
浦臼の歴史を伝える様々な資料が展示されていて、開拓の歴史もまた私は非常に興味深いです。
館内は撮影OKで(2005年当時)ネット掲載も館長さんの許可を得ました。
龍馬の大きなパネルにいつものことながら興奮させられます。当時は「龍馬不毛の地」だと思っていたので北海道でこれだけ多くの龍馬史料が展示されていた事に非常に興奮し嬉しかったです。この後更に驚かされることになるのですが・・・。
意外に、と言ったら失礼ですが、しっかりとした展示スペースに多くの史料があり心躍りました。龍馬と北海道との関係がまだまだわかっちょらんかったな・・。
「これはこれはずいぶん熱心に」と話しかけてくださった館長さんとしばしの「北海道龍馬談義」をしたのを思い出します。
最近では、「北の龍馬」というのぼりが立っていたり、より一層盛り上がっているのかな・・?という事を期待したいと思います。道内もいよいよ行楽シーズンが始まったことと思いますので、札幌⇔
旭川の道中等、龍馬や歴史に興味のある方はぜひお立ち寄りになってみてはいかがでしょうか?